2025.04.16

CARS

即座の受注停止は必至か? ランドクルーザー250のレクサス版、GX550の通常販売モデルが登場

レクサスが、本格オフローダーと位置付ける「GX550」の通常販売モデルの販売を開始した。

GXの日本導入は初めて

レクサスGXは「ランドクルーザー250」のレクサス版で、新型で3代目となるが、日本に導入されるのはこのモデルが初めてとなる。2024年4月に特別仕様車の「オーバートレイル+」が100台限定で先行導入されていたが、1年遅れて、ようやく通常販売モデル、いわゆるカタログモデルの正式発表となった。



2グレードを設定

ラインナップは、「バージョンL」と、先行販売もされたモデルと同じ「オーバートレイル+」の2タイプ。ボディ・サイズは、バージョンLが全長×全幅×全高=4960×1980×1920mm、オーバートレイル+は10mm長く、20mm幅広く、5mm高い。

バージョンLは7人乗りで、オンロードユースに重きを置いた豪華仕様。50タイヤを履く鍛造ホイールは、レクサス最大径の22インチだ。乗降性を向上させる電動格納式ステップは、ドアを開けた際の展開と、ドアを閉めるか5km/h以上の走行での格納を自動で行う。

オーバートレイル+は5人乗りで、スタビライザーのロック/フリーを切り替えるE-KDSSや、悪路運転支援機能のマルチテレイン・セレクトとクロール・コントロールなど、オフロード走行を想定したデバイスを搭載する。また、悪路走行時の頭部揺れを低減する専用シートや、電装品追加時の配線作業の手間を省いた4つのAUXスイッチを設定。バージョンLよりワイドトレッドで、18インチの65タイヤを装着する。ボディ・カラーは、専用のバイトーン4パターンを含め9色から選択できる。



バージョンLは3列7名乗り

インパネは、14インチの大型タッチディスプレイを装備。多くの操作を画面内のソフトスイッチで行うが、使用頻度が高い温度調整とオーディオは物理スイッチを採用した。センターコンソールは走行関連のスイッチを運転席側に配置している。

インテリアは各グレードとも2色用意。2列目シートは、前倒し機構とタンブル機構を備え、荷室拡大や、7座仕様の列目シートへのアクセスに寄与する。バージョンLの3列目シートは、左右独立での電動折り畳み式で、操作スイッチはシート側と荷室側に設置される。



3.5リッターV6ツインターボ

エンジンは両グレードとも、353ps/650Nmの3.5リッターV6ツインターボで、トランスミッションは10段AT。プラットフォームは、ランドクルーザー250と同じラダーフレームのGA-Fで、サスペンションはフロントがハイマウント・ダブルウィッシュボーン、リアがリジッド。パワーステアリングは、先代までの油圧から電動へ変更し、悪路走行時のキックバック低減や、速度域に応じた操舵感の最適化を図った。

メーカーオプションでは、調光パノラマルーフと電動シェードを追加できる。ボディカラーは専用色2色を含め7色展開だ。

価格は、バージョンLが1270万円、オーバートレイル+が1195万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)
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