2025.05.17

CARS

あふれるホンダ愛! シビック・タイプRレーシング・ブラック・パッケージを買った若きクルマ好きの言葉に思わず胸が熱くなる

タイプRが注文できると聞いて店に飛んで行って、その場で注文書にサインした。

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エンジン編集部唯一の20代ムラヤマが担当する連載『若者だってクルマ好き!』。ホンダS660モデューロXからシビック・タイプRに乗り換え、「国産車ではホンダ以外考えられない」という尾崎さん。尾崎さんはなぜ、ホンダに心を奪われたのだろうか。

シビック・タイプRは2台目の愛車

今年の東京オートサロンで発表されたばかりのホンダ・シビック・タイプRレーシング・ブラック・パッケージを早くも手に入れたのは、25歳のデザインエンジニア、尾崎正和さんだ。シビック・タイプRは尾崎さんにとって2台目の愛車である。



「初めて買ったクルマはS660モデューロXバージョンZです。本当は増車して2台持ちをしたかったけれど、タイプRと入れ替えました」

S660では3年4ヶ月で2万5000kmを走ったのだという。

◆尾崎さんが最初に買ったファーストカー、S660モデューロXバージョンZの写真はこちら

「コンセプトカーのデザインに惚れて買ったS660は、ミドシップで屋根が開くというだけでも気分がアガるし、走りもとにかく気持ち良いクルマでした。まるで運動靴を履いているような一体感があって“俺が曲がってる!”という感じ。でも、友人を乗せる機会が増えてくると、2シーターであることや、荷物は私の分でさえ十分に載せられないことに少し不満を持つようになり、違うクルマを探し始めました」

デザインに一目惚れしたS660とは違い、今回のクルマ選びは条件を決めて絞り込むスタイルである。

「まずは、普通のカーシェアやレンタカーには無く、自分で買わないと乗れないクルマであることは絶対条件で、ある程度速いクルマが欲しかったんですよね。少なくとも2人で旅行ができる居住性と荷室も必須。欲を言えば、S660にはなかったアップル・カープレイも使えると便利だと思っていたし、ACCなどの運転支援や安全装備も欲しかった。仕事柄EVにも興味があるけれど、ガソリン車なら絶対MT車が良いと思っていました」

この条件から候補に挙がったのが、テスラ・モデル3パフォーマンスやポルシェ・ケイマン、そしてシビック・タイプRなどである。

「ケイマンは2人乗りだし維持費が少し心配。モデル3は正直、リセール価格が懸念でした。現実的には、タイプR一択だったけれど、ずっと受注停止しているのを知っていたし、新車の金額で中古を買うのは嫌でした。もう、これ以上選択肢がない」



ちょうどその頃、ホンダのディーラー担当者から電話が入ったのだ。

「昨年12月の某日、タイプRが注文できるようになると聞いて店に飛んで行きました。そこで案内されたのが正式発表前のレーシング・ブラック・パッケージです。従来の赤内装は僕の好みではなかったから、待望の黒。インパネもスエード張りで上質感があって、まさにこんなタイプRを待っていた! という感じです」

そのまま注文書にサイン。尾崎さんも驚きのわずか3ヶ月で納車されたというわけだ。店にクルマが届いたのは関東圏で最短だったとか。

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