2025.05.12

CARS

アウディA6にe-ハイブリッド追加 電動走行距離は100km以上

新型アウディA6のセダンとアバントに追加されたe-ハイブリッド・クワトロ。

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アウディが、新型A6のセダンとアバントにe-ハイブリッド・クワトロを追加設定。新世代バッテリーを搭載したPHEV(プラグイン・ハイブリッド)だ。

すべて4WDで4WSも搭載

パワートレインは2種類だが、ベースとなるエンジンはいずれも252psの2リットル直列4気筒ターボと、最高出力105kW(142.7ps)のモーターの組み合わせで、システム出力が270kW(367ps)/500Nmと220kW(299ps)/450Nmの2つの仕様が用意される。



駆動方式は全車4WD。0-100km/h加速は、270kW仕様が5.3秒、220kW仕様が6.0秒、最高速度はどちらも250km/hだ。

キモとなるのが高電圧バッテリーで、総容量25.9kWh/実用容量20.7kWhというのは、先代比でおよそ45%の増加だ。これにより、EV走行は航続距離が100kmを超え、最高速度は140km/hに達する。11kWの交流普通充電に対応し、2.5時間でのフルチャージが可能だ。



回生性能も向上し、最大88kWの電力を回収。減速度は、ステアリング・ホイールのパドルで3段階調整ができる。

バッテリーの目標充電レベルを設定することも可能で、充電量が目標値と同等なら主にエンジンで、下回った場合にはエンジンのみで走行。エンジンを充電のみに使用するのは65km/h以上の場合として、効率を最大化する。

トランスミッションは電動車用のDCT(デュアルクラッチ式自動MT)で、シャシーは四輪操舵を標準装備。270kW版は、よりタイトなスプリングとダンパーを備えるスポーツ・サスペンションを採用し、スタンダードなタイプより20mmローダウンしている。ホイールは19インチ、ブレーキ・キャリパーは赤くなるなど、スポーティな装いだ。

270kW仕様はエクステリアもSラインとなり、ブラックの大型シングル・フレーム・グリルやマット・アンスラサイト・クロームの2分割エア・インテークを採用。よりスポーティなデザインのディフューザー周辺のトリムも、同色仕上げとなる。





価格は220kwのセダンが6万5800ユーロ(約1076万円)、アバントが6万8300ユーロ(約1116万円)。270kwのセダンが7万5050ユーロ(約1227万円)、アバントが7万7550ユーロ(約1268万円)。デリバリー開始は、2025年夏を予定している。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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