2025.05.16

CARS

MTも選べるカングーの限定車 2025年のクルールは夏らしいオレンジ

オレンジ系のオランジュ・コロンジュというカラーを採用。

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ルノーが、カングーの限定車である「クルール・ディーゼル」を発売する。発表の場は、5月10日に開催されたカングー・ジャンボリー2025の会場だった。

目の覚めるようなオレンジ

フランス語で色を意味するクルールの名を与えられた限定車は、カングーでは定番のバリエーションとなっている。



毎回、季節などのテーマに沿った特別なボディ・カラーを与えられるのが特徴で、今回は『夏の太陽が降り注ぐ南フランスの地中海をイメージした』というオレンジ系のオランジュ・コロンジュが採用された。



ベース車は、無塗装バンパーを装備するグレードのクレアティフで、限定車専用の装備を搭載。すべりやすい路面でタイヤ・グリップを高めるエクステンデッド・グリップをはじめ、オールシーズン・タイヤやスマートフォン・ワイヤレス・チャージャー、駐車時の操舵を支援するイージー・パーキング・アシストを採用し、パーキング・センサーはフロントとサイドにも対応する。





もうひとつ、注目すべきがトランスミッション。カタログ・モデルに設定されるEDCこと7段DCTに加え、6段MTも用意されるのだ。なお、EDC車はデジタル・メーターが、通常の7インチから10インチへグレードアップする。

販売台数は、EDC仕様が100台、MT仕様が50台の計150台。購入申し込みは5月25日まで受け付け、申し込み多数の場合は抽選、販売予定台数に達しない場合は先着での通常販売となる。

価格は、MTが409万円、EDCが429万円。

なお、カングー・ジャンボリーといえば単なるファン・ミーティングではなく、最近では限定車などの発表にも注目が集まるイベントとなっている。昨年は、クルール・ディーゼルMTを公開。『サハラ砂漠の昼と夜』をテーマに、ベージュ・サハラとグリ・カシオペMの2色が設定された。





2023年に登場したヴァリエテは、マルチ・ルーフレールやスマートフォン・ワイヤレス・チャージャーの追加で機能性を高めた仕様だったが、このときはそれ以上に話題となったクルマがあった。



グラン・カングーである。

IAAで披露され、閉会するやいなや直後のカングー・ジャンボリーに間に合わせるため空輸されたという3列シートのロング・ボディに、来場者の目は釘付けとなった。





その際に2024年内とされた日本導入は先延ばしになっているが、そろそろなんらかのアナウンスが聞けるのではないか。期待したいところだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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