2025.06.08

CARS

クロスオーバー化する次期日産リーフ ボディ・タイプはセダンなのか? それともハッチバックなのか

3代目リーフの登場に先駆け、商品企画やデザイン、開発チームのメンバーによる動画が公開に。

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日産が2025年半ばの発売をアナウンスしている3代目となるリーフ。その登場に先駆け、商品企画やデザイン、開発チームのメンバーが新型を語る動画が公開された。

鎌のようにシャープな造形

フロントのスタイリングは事前に公開されていた通り、中国で販売されるEVセダン、N7などとも共通するテイスト。ヘッドライトは横一文字の細いLEDが全幅いっぱいに広がり、そこから下方向へ、鎌のようにシャープな造型が続く。



プラットフォームは既報の通り、アリアと同じCMF EV。ホイールアーチには黒いクラッディングが備わり、地上高がやや高めのクロスオーバー・スタイルであることが画像から確認できる。ホイールは、リーフ初の19インチだ。



グローバル商品企画部門の責任者であるリチャード・カンドラー氏は「スリークで大胆なデザインと、ファミリー層のニーズにも応える、考え抜かれたパッケージングの両立を目指した」としている。





また、航続距離を左右する空力デザインも重視。フラッシュ・ドア・ハンドルやグリル・シャッター、フラットなアンダー・フロアやファストバック・シルエットなどの採用で、Cd値は、日米各市場向けの仕様が0.26、欧州仕様が0.25。この差は、ホイールとドア・ミラーの形状の違いによるものだという。



また、サンシェードを不要とした遮熱仕様の調光パノラミック・ガラス・ルーフも、快適性だけでなく空力にも寄与する。





プログラム・デザイン・ディレクターの田勢信崇氏によれば、これにより「空気の流れが剥離する重要なポイントで車高を12mm減少させながら、調光機能を備えることで室内の十分なヘッド・ルームを確保できました」と語った。







気になるのは『ファストバック・シルエット』とされるボディ形状だ。今回の第一報では、徹底して後部周辺を判別できないようにしているのだが、フロント斜めからの映像を見るに、リアにノッチバックのような長さが感じられる。





果たしてこれは、現行モデルのように張り出したフェンダーが見せる錯覚か、初代のようにリア・エンドが突き出したハッチバックなのか、はたまたテスラ・モデル3のようなワンモーション的3ボックスになるのか。

続報を待ちたいところだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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