2025.06.18

CARS

「箱根ターンパイクでの気持ち良さは格別」 自動車評論家の大井貴之、桐畑恒治が試乗したすごい技術のSUVとは?

大井さん、桐畑さんが試乗したのはフランスのあのクーペSUVだ!

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「ルノー・スポールの技が息づく」桐畑恒治

個性派揃いのフランス車のなかでも、ひときわ印象的なのがルノー・アルカナだ。クーペSUVというスタイルもさることながら、同社初の本格ハイブリッド・システムにF1由来のドッグミッションを採用したことでも話題となったのは記憶に新しい。

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ただ、登場当初から感じていたのは、その個性派ぶりに反して、驚くほど爽快なドライブ・フィールを味わえる点だ。そして今回の試乗で、その印象はさらに強まった。

1.6リッターのE-TECH フル・ハイブリッドは電動化モデルらしくスタートは静々とした所作で力強いのが好印象。先の改良により、日本仕様は1.3/1.6リッターともに“エスプリ・アルピーヌ”グレードに一本化され、19インチ・タイヤとスポーティなサスペンションを採用したが、その足捌きはハードすぎず、絶妙な軽快感が加わっている。

メガーヌR.S.などで培われてきたルノー・スポールの技が、アルカナにも息づいているように感じた。SUVでありながら、ルノーらしい走りの楽しさがしっかり体現されているのが、何よりスゴイのである。

ルノー・アルカナ・エスプリ・アルピーヌEテック・フル・ハイブリッド
試乗車は昨年10月のマイナー・チェンジ・モデル。試乗車の「E-TECHフル・ハイブリッド」は94ps・148Nmを発生する1.6リッター自然吸気DOHCに49ps・205Nmのメインモーターと20ps・50Nmのサブモーターを組み合わせ、4段AT(エンジン)+2段AT(モーター)で前輪を駆動する。全長×全幅×全高=4570×1820×1580mm。ホイールベース=2720mm。車両重量=1470kg。車両価格=499万円。

写真=小林俊樹/茂呂幸正

(ENGINE2025年4月号)

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