2025.07.01

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ブラッド・ピッドが映画『F1(R)/エフワン』で着けていたのはIWCだった! 腕時計好きのための映画鑑賞ガイド

(C) 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

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6月27日から公開が開始された話題の映画『F1(R)/エフワン』は、もうご覧になっただろうか。この作品は、キービジュアルのひとつとしてIWCの腕時計が随所に登場している。本記事ではブラッド・ピット演じる主人公=F1パイロットほかが着用し、スクリーンで重要な役割を担っている数々の時計について紹介しよう。



映画の撮影に持ち込まれたIWCは120本超え!

映画『F1(R)/エフワン』では架空の11番目のチーム、APXGPの公式スポンサーとしてIWCが登場する。IWCは「メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワンTM」チームの公式エンジニアリングパートナーを2013年から10年以上に渡り務めてきた。

マシンのカラーリングは、架空のチーム(ブラック×ゴールド基調)と実在のチーム(ブラック×グリーン基調)で異なるものの、レーシングカーやレーシングスーツ、ヘルメット、チームユニフォーム、ガレージなどにあしらわれているIWCのブランドロゴがごく自然に“F1界の景色”に溶け込んでいる。


 
120本を超えるIWCのウォッチが撮影現場や映画セットに持ち込まれ、ドライバー、メカニック、エンジニアなどのチームメンバーの装身具、ツールとして大きく貢献した。

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主役の伝説的カリスマF1ドライバー、ソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)は、時を経て再び表舞台に舞い戻ってきた「インヂュニア」のように、また、APXGPのルーキードライバー、ジョシュア・ピアス(ダムソン・イドリス)は、常に進化を遂げる「パイロット・ウォッチ」のように、それぞれの役どころに合ったIWCウォッチを身に着けて登場する。

ブラッド・ピッドが着けた腕時計は?

ソニー・ヘイズは、1970年代の時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタが手掛けた「インヂュニアSL」をベースにして特別製作されたグリーンダイアルのモデルを着用。「インヂュニア・オートマティック40(Ref:IW328908)」は、そのモデルにインスピレーションを得て製作された新作で、1000本限定で2025年4月に発売された。


インヂュニア・オートマティック 40(IW328908)
自動巻き。ステンレススティール、ケース直径40mm、10気圧防水、パワーリザーブ120時間、世界限定1000本。195万4700円。

また、架空のF1チームAPXGPに着想を得て製作された「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ」新3種も同時にデビュー。「パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ41」は新進気鋭のドライバー、ダムソン・イドリス演じるジョシュア・ピアスが着用し強い印象を放つ。


パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41
自動巻き。レッドゴールド、ケース直径41mm、10気圧防水、パワーリザーブ46時間。410万8500円。

下の写真の2モデルもAPXGPチーム向けに設計され、チームカラーを取り入れたデザインを採用しチームロゴをゴールドでプリント。ブラックのラバーストラップにはレーザーで刻印が入っている。


パイロット・ウォッチ・クロノグラフ APXGP
自動巻き。ステンレススティール、ケース直径43mm、10気圧防水、パワーリザーブ46時間。107万8000円。


パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 APXGP
自動巻き。ステンレススティール、ケース直径41mm、10気圧防水、パワーリザーブ46時間。105万2700円。

本作品を手掛けたジョセフ・コシンスキー監督はこう語っている。

「本映画において時計は重要な役割を担っていて、装着している時計がさまざまな登場人物の特徴を映し出しています。例えば、IWCパイロット・ウォッチの頑丈で技術的な印象を与える外観は、ピットクルーやメカニック、エンジニアが身に着けるのにぴったりでした。(ブラッド・ピットが演じた)ソニー・ヘイズには、特別なヴィンテージ・ウォッチを着けて欲しいと思ったので、ジェラルド・ジェンタが手がけた「インヂュニアSL」に少し手を加えた時計がしっくりきました。彼の父親が使っていたものを譲り受けたという感じで。ダムソン・イドリスが演じたジョシュア・ピアスには、これぞフォーミュラ1という独特の外観と高性能を兼ね備えたモデルを選びました」


 
「レーシングカーのように大きく力強い機械にひかれるのと同様、時計のような小さな機械にも魅力を感じます。エンジニアリングを極め、細部の細部に至るまで考え抜かれています。一つひとつていねいに作られたタイムピースには、現場でインカメラ撮影された映画作品と同じように魂が宿っていると感じます」

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クルマやモータースポーツと腕時計の蜜月・親和性は永遠であることを、改めて感じさせる映画だ。なお、映画の内容については、6月26日に発売された『ENGINE』誌8月号に永野編集長が記した巻頭コラム『ENGINE beat』を参照されたい。

まさに“王道のレース映画”で、走行シーンの臨場感と迫力は抜群。本物のF1パイロットやチーム関係者が各人にふさわしい役回り・場面でさりげなく登場するので、F1ファンも楽しめる。

文=数藤健

IWCオフィシャルホームページ
https://www.iwc.com/jp/ja/

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(ENGINE Webオリジナル)
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