2024.07.19

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IWCの「ポルトギーゼ」が紡ぐ、マジックアワー 移ろう空を表現した美しき4色が刻むのは、夢見ごこちの時間

腕時計は身に着ける場所やライフスタイル、好みに合わせて、選択肢の幅がますます広がっています。そんな多様性の時代の時計界をリードする各ブランドの“いま”を体現するトップランナーたちを、エンジン時計委員会の8人に熱いコメントで推してもらいました! オリンピックイヤーの2024年にこそ手に入れたい1本を、『夏の時計大特集』で見つけてください。

“ダイアルカラー演出”のトップランナー IWC
「ポルトギーゼ」に登場したのは、刻々と移ろう空をモチーフにした文字盤。話題の美しき4色をご覧あれ!

01 エンジン時計委員 菅原 茂、篠田哲生の推し!
IWC ポルトギーゼ・オートマティック 42【右】、ポルトギーゼ・オートマティック 40【左】

今年の「ポルトギーゼ」はクラシカルなデザインを保ちながらアップデートを図る。「ポルトギーゼ・オートマティック 42」の最新作は、従来より1mm薄い12.9mmケース、3時位置のパワーリザーブ表示などダイアルの細部をリニューアル。自動巻き。パワーリザーブ168時間。ステンレススティール、5気圧防水。196万3500円。中2針スモールセコンドの新作は太陽光をイメージした新色ホライゾンブルーのダイアルが印象的。自動巻き。パワーリザーブ60時間。ホワイトゴールド、5気圧防水。288万7500円。



『印象派絵画のような』 菅原 茂(時計ジャーナリスト)
いつもと違うな。以前からパントーンによる色の演出はあるけれど、今回の「ポルトギーゼ」では、1日の時の移ろいを4つの色で表現し、それをモデル横断的に展開。技術バリバリでマスキュリンなIWCとは異なる、ポエティックで夢見心地の雰囲気なのは、どうしちゃったんだ? でも、心地よい情緒の揺らぎを覚えるのは快感だ。とりわけ気に入ったのは、午後の光のホライゾンブルーや夕暮れのデューン。気取って言えば、ドビュッシーのピアノ曲を聴きながら印象派の絵画を眺めているような気分か。ちなみに「ポルトギーゼ・クロノグラフ」は以前から女性たちの間で人気なのだが、今回の新しいカラーリングで新しいファンを獲得しそうだね。

『シャフハウゼンには、空がある。』 篠田哲生(時計ジャーナリスト)
4月に初めてスイス北部の街シャフハウゼンに行った。ジュネーブやチューリッヒといった大都市でも、インターラーケンやルツェルンといった観光都市でもない普通のスイスの街で、大きな建物は教会くらい。そのかわりに空がどこまでも広がっていた。ここはIWCの始まりの場所だが、新作「ポルトギーゼ」にてこの街の空の色をダイアルカラーのテーマにしたと聞いて合点がいった。訪問した時期が春だったこともあって日が長く、人々は遅い時間まで屋外のテラスでくつろぎの時間を楽しんでいた。ふと見上げるといつもそこに広がっているシャフハウゼンの空は、IWCに関わってきた人々が、親しんできた風景でもある。これもまたIWCの歴史のひとつなのだ。

02 エンジン時計委員 細田雄人、数藤 健の推し!

ポルトギーゼ・クロノグラフ【右】
今年のIWCは、1日の流れを4つのダイアルカラーで「ポルトギーゼ」を新たに演出する。コレクションの各モデルを彩るのは、日が昇るシルバー、昼下がりの太陽から降り注ぐ明るく澄みきった光をイメージしたホライゾンブルー、夕暮れのデューン(写真)、そして漆黒の夜空と黄金の光を放つ街の夜景のオブシディアンである。シックでスタイリッシュなカラーが定番のクロノグラフに新鮮な表情をもたらす。自動巻き。ケース41mm、3気圧防水。ステンレススティール 123万7500円。

ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 44【左】
ダイアルを彩るのは、今年の「ポルトギーゼ」のテーマカラーのひとつ、夜空と夜景をイメージしたオブシディアン。このブラックをくっきりと際立たせるのが、極めて硬く、さらに優れた耐摩耗性を備える革新的な18Kゴールド素材のArmor Gold(R)だ。4桁の西暦表示にセンチュリースライドを搭載するIWC独自の永久カレンダー機構は、2499年まで日付を正しく表示する。自動巻き。パワーリザーブ168時間(7日間)。ケース直径 44.4mm、5気圧防水。693万円。

『ベージュは次の流行色になるかも』 細田雄人(「クロノス日本版」編集部員)
永遠の定番「ポルトギーゼ」が、まさかここまでカラフルに彩られる日が来るとは。基本的に保守的なIWCの中でも、特にコンサバティブなコレクションだと思っていたために、この手の変化球は新鮮味があってむしろ好感触。個人的な注目は「デューン」と名付けられたベージュカラー。他ブランド含め採用モデルが多いわけでもないけれど実は2024年のトレンドカラー? と探りを入れたくなるくらいには、今年の新作でこの手の色が見られた。近年流行のグリーンやアイスブルーほどの分かりやすさはない色だが、果たしてさらに流行るのか!? 発色を安定させるのが難しいと言われていた中間色がトレンドになるのは、技術的にも意外だ。

『ポルトガル人貿易商も吃驚!?』 数藤 健(エンジン編集記者)
写真を右から目で追うと、月面を想わせる白銀の輝き/昼下がりの太陽から降り注ぐ明るく澄み切った光/沈み行く太陽の黄金の光/漆黒の夜空と黄金の光を持つ街の夜景──。1930年代後半に、スイス・シャフハウゼンの"インターナショナル・ウォッチ・カンパニー"に懐中時計を発注したポルトガル人貿易商は、よもや100年後にこのような文字盤色の末裔たちが世に出ているとは想像だにしなかっただろう。航海を乗り切るため、時間・時刻を知るためのツールから、腕元を飾り人生を共に愉しむパートナーへと時計は変遷してきた。で、はてさてどのタイムピースでこれからの人生を彩ろうか……。とてもとても悩ましい品定め(妄想ともいう)は今日も続く。

問い合わせ=IWC Tel.0120-05-1868

写真レタッチ=中村大輝

(ENGINE2024年8月号)

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