予言漫画として話題の「私が見た未来 完全版」(飛鳥新社)の帯に書かれている「本当の大災難は2025年7月にやってくる」が話題だ。その反響を受けて著者の自叙伝「天使の遺言」(文芸社)も発売されている。7月5日に災難が発生するという情報や7月中に災害が発生するといった話など、さまざまな予想や憶測があるが、最も重要なのは、もしものときのために備えておくということだ。
漫画がきっかけで広がった2025年7月の大災難
「本当の大災難は2025年7月にやってくる」という帯で話題となっている「私が見た未来 完全版」(著:たつき諒)が日本国内だけでなく海外でも話題となっている。

2025年7月に地震、噴火、津波などの災害が日本で発生するという噂が広がり、香港や台湾、韓国などのアジア各地では日本への旅行をキャンセルする人が続出するという事態にまで発展した。
また、7月5日に災難が起きると言われることもあれば、7月中は警戒しておく必要があるという情報もある。さらに、東日本大震災の3倍の高さの津波が日本を襲うという話まである。
さまざまな予想や憶測があるものの、最も重要なのは、もしもの時のために備えておくということだ。

災害大国ともいわれる日本に住んでいる以上、災害対策は必須。日頃から備えている方はもちろん、2025年6月に何度も発生しているトカラ列島近海の地震をきっかけに備えを見直している方もいるだろう。
家の災害対策を見直すのと同時に行っておきたいのがクルマの防災だ。
津波から逃げるためであればクルマを使ってもよいが……
災害の中でも、いつどこで発生するかわからないのが地震だ。大地震が発生すると、津波の被害に遭う可能性も高い。
道路交通法の内容をわかりやすく解説している「交通の方法に関する教則」には、大地震が発生したとき、”津波から逃げるためであればクルマを使用してもよい”と記載されている。

ただし、津波から逃げたり、避難所にクルマで移動したりするためには、クルマの準備が必要だ。もし、クルマの準備(クルマの災害対策)ができていなければ、逃げることも避難所で生活することもできなくなる。
では、具体的にどのような準備(クルマの災害対策)をしておけばよいのだろうか。
燃料は半分程度まで減ったら満タンに
クルマを使って津波から逃げたり、避難所で生活するためには、クルマの燃料が必須だ。燃料が入っていなければ、逃げることも車中で生活することもできない。
もしもの時のためにも、クルマの燃料は満タンにしておくと安心だ。とはいえ、常に燃料を満タンにするために、毎日ガソリンスタンドで給油するのは現実的に難しい。

そこで筆者が推奨するのは、燃料が半分程度まで減ったら満タン給油するという方法だ。
燃料が半分程度あれば、災害が発生したときに、ある程度の場所まで逃げることができる。また、逃げた先でしばらく生活することも可能だ。
実際、筆者は燃料が半分程度になったら満タン給油するようにしている。以前、燃料タンクが空になるギリギリまで給油を我慢したこともあったが、燃料の残量とガソリンスタンドまでの距離を心配するという精神的ストレスが半端じゃなかった。

クルマに乗るときは極力精神的な負担を減らしたいと考えている筆者は、「燃料ギリギリチャレンジをするくらいなら、半分程度まで減ったときに満タンにしたほうがストレスが軽減する」と思った。
燃料が半分程度まで減ったときに満タンにする方法を実践するようになってから、燃料の残量やガソリンスタンドまでの距離を気にすることがなくなった。
加えて、災害や事故など、もしもの事態が発生したときもしばらく車中で過ごせるという安心感もある。
このようなことから、燃料が半分程度まで減ったら満タンにするという方法は、災害対策の一つと言えるだろう。
クルマから逃げ出すための備え
クルマの中で被災したり、一刻も早くクルマから離れたりしなければならないときは、シートベルトを切ったり、ガラスを割ったりしなければならない。そこで必要となるのが脱出ハンマーだ。

脱出ハンマーには、ガラスを割るだけのものとシートベルトカッターが付属しているものがある。筆者がおすすめするのは、シートベルトカッター付きの脱出ハンマーだ。
この脱出アイテムがあれば、自分がクルマから逃げる時だけでなく、クルマに閉じ込められた人を助けるときにも役立つ。
あわせて、ケガを防止するための”軍手”、けが人を手当てする”ファーストエイドキット(応急処置セット)”、助けや救援を呼ぶための”笛”もクルマに積んでおくとよい。

ただし、これらはクルマのどこにおいておくかが重要だ。筆者が推奨するのは、運転席周辺、かつシートベルトを着用していても取り出すことができる場所だ。
具体的には、グローブボックスや運転席側にある小物入れおよびドアポケットに入れておくことを推奨する。
避難先での生活に備えて
クルマで逃げた先に食べ物や飲み物などの備蓄があるかどうかはわからない。そのため、車内に非常食を用意しておくというのも大切なことだ。
ただし、クルマの中は高温になることもある。そのため、クルマには「車載用非常食」を載せておくことを推奨する。

車載用非常食は、高温になるクルマの中でも保存が可能な非常食だ。耐温領域80℃のものもあるため、クルマに非常食を載せておきたい場合は、高温にも対応しているタイプを選ぶとよいだろう。
「備えよ!」いつ起きるかわからないからこそ見直しておきたいクルマの防災
クルマの防災を見直している人はどの程度いるのだろう。と、この記事を書きながら思った。
災害や災難はいつ起きるかわからない。家にいる時かもしれないし、クルマを運転しているときかもしれない。

そこで重要なのが、いつどこで被災してもいいように準備しておくことだ。家で被災したときだけでなく、クルマの中で被災したときにも対応できるよう、今一度、家とクルマの準備を見直してみてみるとよいだろう。
文=齊藤優太(ENGINE編集部)
(ENGINE Webオリジナル)