2025.07.14

CARS

ドアパンチは当て逃げになる?ぶつけた時・ぶつけられた時の対応や修理費用などについても解説

思わぬところで受けてしまうドアパンチ

全ての画像を見る
ふとクルマを見るとドアの一部がへこんでいる“ドアパンチ”を経験したことがある方もいるだろう。隣に停まっているクルマのドアが自車のボディに当たってついてしまったドアのヘコミは泣き寝入りするしかないのだろうか。今回は、ドアパンチをしてしまったときの対応やドアパンチされたときの対応、ドアパンチによるヘコミの修理費用、ドアパンチの被害に遭わないようにする対策を解説する。

ドアパンチしてしまった時の対応

ドアパンチは、ふとした時にしてしまうことがある。例えば、坂になっている場所にクルマを止めてドアの開閉をするときや、強風により煽られたときなどだ。



もし、自分が隣のクルマにドアパンチをしてしまったときは、被害者に謝罪し、警察へ通報して事故を起こしてしまったことを報告する。また、被害者がその場にいなかった場合は、警察への通報と保険会社への連絡をするという流れになる。

ドアパンチをしてしまった時に、その場から逃げると“当て逃げ”という扱いになることがある。よっえ、ドアパンチをしてしまい、相手のクルマをキズつけてしまったときは、速やかに警察へ通報しよう。

ドアパンチされた時の対応

一方、クルマに戻ったときにドアパンチの被害に遭っていることに気づいたときは、その場で警察に通報する。

被害を受けたその場で警察に被害を届け出ていれば、「交通事故証明書」が作成され、加害者が出頭したときに連絡が来る。

しかし、いつドアパンチの被害に遭ったのか、どこでドアパンチされたのかわからない場合は、加害者の特定が難しくなり、泣き寝入りすることになる可能性が高い。



そのため、クルマに乗る前は、クルマのチェック(ボディのキズやタイヤの破損など)と、その周囲を確認する時間を設けるとよい。

クルマの外装(ドア・ミラー・ボンネット・ルーフ・ガラス、タイヤなど)を確認しておけば、ドアパンチの被害をその場で確認できるだけでなく、クルマの異常をいち早く見つけることができる。

また、クルマの周囲の確認をしておけば、発進するときに障害物にぶつかってしまうという事故を防ぐことができる。

このようなメリットがあることから、クルマに乗る前は、クルマのチェックと周囲の安全確認を確認しておくとよいだろう。

ドアパンチの修理とその費用

クルマのドアパンチの修理は、被害に遭った箇所や範囲によって方法や費用が異なる。

主な修理方法は、板金塗装やパネルを内側から叩くといった方法だ。ドアパンチの修理費用は、修理範囲やキズの状態により異なるが、数万円以上かかるケースが多い。



もし、修理での対応が難しく、ドアの交換が必要となった場合は、10万円以上の修理費用になるだろう。

また、輸入車、高級車やプレミアムカーなどは、塗装にこだわっている場合も多く、一般的な修理相場よりも高額になることもある。

ドアパンチの被害に遭わないようにする方法

ドアパンチの被害を見つけたときにオーナーが受けるショックは半端じゃない。このような悲しい思いをしないためにも、クルマを駐車する際には、左右の間隔が広い駐車場にクルマを止めることがポイントだ。

また、出先では、1フロア上の駐車場や店舗・建物の出入り口付近を避けるなど、多くの人が止めたがる場所を避けて駐車するとドアパンチの被害に遭いづらくなるだろう。



ドアパンチで泣き寝入りしたり、高額な修理費用を自己負担したりしないようにするためにも、クルマの置き場所やクルマに乗る前の車両確認を習慣にしておくことをおすすめする。

文=齊藤優太(ENGINE編集部)

(ENGINE Webオリジナル)

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement