2025.08.10

LIFESTYLE

ハワイで1泊120ドル!? ワイキキまで徒歩3分、進化系カプセルホテルが想像以上だった

部屋は「ファーストクラス」、「ビジネス」のほか、「プレミアムエコノミープラス」の3タイプ。

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円安と海外物価上昇のダブルパンチで行きづらくなった海外旅行。物価の高いハワイも以前のような気軽に行けるディスティネーションではなくなりつつある。そんななか、ハワイ初のカプセルホテルが人気を集めている。

プレスリーに若大将、映画で見たハワイに昭和の日本人は熱狂!


ハワイは日本人にとって海外旅行の原点といえる場所だ。

最初の東京オリンピックを控えた1964年4月、観光目的の海外渡航が自由化され、初めて団体旅行のツアーを組まれたのがハワイ。それ以前にエルヴィス・プレスリー主演の映画「ブルー・ハワイ」(61年)や加山雄三の若大将シリーズ第4弾「ハワイの若大将」(63年)が封切られ、白いビーチにヤシの実、フラダンスといったわかりやすいビジュアルインパクトで南の島への憧れが高まっており、満を持しての解禁だった。

もともと日本からの移民が多かったこともあり、言語面でのインフラが比較的整っていたこともハードルを下げたに違いない。ただし、当初のツアー代金は当時の大卒初任給の18倍。まだまだ高嶺の花だった。

その後、1970年にジャンボジェットのボーイング機が導入されたことから旅客の大量輸送が可能になり、渡航費用はぐっと下がる。富裕層でなくても、ちょっと背伸びをすれば行ける楽園となった。さらに高度成長からバブルを迎えるにあたって円高が加速、場合によっては国内の高級旅館宿泊よりも安い金額で楽しめるほど身近になる。

バブル崩壊後もしばらくは円高をキープしていたが、「失われた○年」の数字が増えるにつれ、円の弱さと外国の物価上昇で海外旅行はじわじわ遠のいていく。もちろんハワイも例外ではない。ショッピング、食事、移動、そしてホテルまで日本よりもかなり高額となり、かつてのような人気に陰りが出始めてきた。


▲清潔感あふれるホテルのフロント。日本と同じ感覚で利用できるのはありがたい。

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