2025.08.22

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同じものは1つとしてない!時計や宝飾品に使われる「メテオライト」って何だ

宇宙空間から地上に届いた贈り物「メテオライト」

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時計の文字盤や宝飾品などに使われることがある「メテオライト」とは何なのだろうか。今回は、メテオライトとはどのような物質なのか、どれほど希少なものなのか、本物をどのように見極めるのかなどを解説する。

メテオライトとは?

時計のダイアルや宝飾品などに使われることがある「メテオライト」は、「隕石」と訳されることが多い。しかし、メテオライトは本来“宇宙空間から飛来して地上に到達した岩石や金属などの総称”だ。よって、隕石を含む宇宙空間から飛来した天然素材がメテオライトとなる。



また、メテオライトは含まれる成分の違いなどにより「鉄隕石」「石質隕石」「石質隕石」に大別される。ただ、いずれも天然素材であることに違いはない。よって、同じものは1つとして存在せず、どのメテオライトも貴重だ。

本物のメテオライトを見極める方法は“模様”にある

メテオライトは独特な幾何学模様「ウィドマンシュテッテン構造」が特徴だ。

直線を幾重にも重ねたような個性的な模様(雪の結晶のような模様と言われることもある)は人工的に作ることができない。そのため、この模様自体が本物であることの証明となっている。

メテオライトの特徴でもある「ウィドマンシュテッテン構造」の模様

メテオライトを使用した時計や宝飾品は、同じ製品であってもそれぞれ模様が異なる。天然素材であるため同じ模様の時計や宝飾品がないのだ。

その出会いはまさに一期一会。気に入った模様のメテオライトに出会ったら、その時が買い時といえるだろう。なぜなら、メテオライトの模様は同じものがなく、その時に手に入れておかなければ二度と出会うことがない可能性が高いからだ。

文=齊藤優太(ENGINE編集部)

(ENGINE Webオリジナル)

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