2025.08.21

LIFESTYLE

まるでシェフが我が家に来たような居心地の良さ! 麻布十番の「La Maison Confortable」 その名の通りの心地いい家 

■「LaMaison Confortable」 東京都港区麻布十番3-7-4 Coms Azabujuban 4F TEL.03-6809-4433 https://maisonconfortable.jp ※価格は税・サービス料込みです。

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フランス料理界の実力派シェフが満を持して開いたレストランが、麻布十番にオープンした。キーワードは「ゲストにとっての"心地よい家"」。美食家の心を掴む、極上の新店ご紹介する。

4月に麻布十番で開業した「LaMaison Confortable」は、ピエール・ガニェール氏の日本の右腕として活躍した赤坂洋介シェフのレストラン。

店内は18席。●東京都港区麻布十番3-7-4 Coms Azabujuban 4F TEL.03-6809-4433 https://maisonconfortable.jp  ※価格は税・サービス料込みです。

白を基調としたナチュラルな空間は、店名が意味する「心地よい家」を体現しているかのようで、肩肘張らずに過ごせる雰囲気が魅力だ。

ランチは料理3~4皿とデセール、ミニャルディーズという構成で、ディナーでは料理とデセールがさらに数皿ずつ加わる。

全コース共通のアミューズ6種は、ひと口サイズでありながら、食材の取り合わせに遊び心が光るものばかり。

料理はコース(ランチ1万2100円~、ディナー2万4200円~)の一例。アミューズ6種。左奥から時計回りに、ピエドコションとタコのコロッケ、サーモンとフヌイユのジュレと燻製パプリカのクリームチーズ、大葉で巻いた甘エビとチョリソー、馬肉のタルタルと雲丹、いぶりがっこ 焦がし玉ねぎソース和え、ラタトゥイユとウズラ卵の目玉焼き、パルメザンチーズと青海苔のチュイルアボカドのピュレ ライムでマリネしたスズキ。

伝統料理のピエドコションにタコを加えた小さなコロッケは、どこかたこ焼きを思わせる食感が楽しく、食事の幕開けにふさわしい逸品だ。

岩牡蠣の前菜には、オシェトラキャビアやセルフィーユの新芽、カブのジュレに加え、糖度の低いバナナが添えられ、夏にふさわしい清涼感が印象に残る。

「岩牡蠣 オシェトラキャビア」。

一皿に使用される食材の多彩さにはガニェール氏の影響が色濃く感じられるが、過剰な構成には走らず、リラックスして美食を楽しめる内容となっている。

フレンチ・ファンならばすぐに訪れたい注目店だ。

文=小松めぐみ(フード・ライター) 写真=田村浩章

■「LaMaison Confortable」
東京都港区麻布十番3-7-4 Coms Azabujuban 4F TEL.03-6809-4433 https://maisonconfortable.jp ※価格は税・サービス料込みです。

(ENGINE2025年9・10月号)
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