2025.08.30

CARS

スウェーデンの森林地帯を豪快に走り抜けたくなる! ボルボ EX30 クロスカントリーが日本上陸

ボルボ EX30 クロスカントリー。全長×全幅×全高は4235×1850×1565mmで標準のEX30より少し大きい。0-100km/h加速は3.7秒と、これまでのEX30と比べて5.7秒と段違いの速さだ。一充電走行距離は500km(WLTCモード)。価格は649万円。

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四輪が駆動する“パフォーマンス”に切り替えると……

さて、この日は一般道や高速道路を2時間ほど走らせてみたが、EVならではのスムーズな加速といい、静かな車内といい、乗り心地の快適さは半年前の印象と基本変りがない。だがツインモーター・モデルならではの力強さを感じたのは、ドライブモードを“パフォーマンス”に切り替えた瞬間だ。

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クロスカントリーは、前後に配置された2つのモーターあわせて428psの最高出力を発生するが、通常は後輪駆動を主体とし、必要に応じて前輪が駆動する仕組みになっている。だが高速道路で常時、四輪が駆動する“パフォーマンス”に切り替えた途端、車体が路面に張り付いたかのごとく安定性が増した。

今回は都内だけでの短い試乗となったが、EX30 クロスカントリーがその威力を十分に発揮するのはやはり、雄大な自然の中においてであろう。願わくば次は真冬の上越で、いや、スウェーデンの森林地帯を豪快に走り抜けてみたいものである。

なお2023年に導入されたEX30 Ultra Single Motor Extended Range、今回試乗したEX30 Cross Country Ultra Twin Motor Performanceに加え、500万円以下で購入できるエントリー・モデルのEX30 Plus Single Motor、EX30シリーズ中、最も航続距離の長いEX30 Plus Single Motor Extended Range(一充電走行距離が560km/WLTCモード)、そしてサイズは標準モデルと同じながら2つのモーターを配したAWDのEX30 Ultra Twin Motor Performanceという5つのモデルが出揃った。この選択肢の幅広さも、EX30シリーズの魅力のひとつである。

文=永野正雄(ENGINE編集部) 写真=阿部昌也

(ENGINE Webオリジナル)
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