2025.09.01

CARS

日常に彩りを加えてくれる1台 プジョー208GT「セレニウム・エディション」登場

200台限定となる「プジョー208 GT セレニウム・エディション」。

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風景の中にあるクルマは、ときにその色そのものが語りかけてくる瞬間がある。プジョーの200台限定となる「208 GT セレニウム・エディション」にも、そんな魅力がある。

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派手な要素はないけれど……


初採用となるボディ・カラーの“セレニウム・グレー”は、周期表に並ぶ鉱物元素を想起させる、深い輝きを放つ。都会のビル群を背景にすればメタリック感が違和感なく溶け込み、郊外の緑を映せば柔らかな陰影を描く。たんなるグレーとは思えぬ艶やかさが、このコンパクト・ハッチの張りのあるフォルムをいっそう引き立てている。



ベースはもちろん、プジョー208 GT。取り回しに優れたサイズに加え、フランス車らしい遊び心あるデザインは健在だ。そして今回の限定車の特別さは、ボディ・カラーだけにとどまらない。



そう、これは純内燃エンジンを載せた、近頃では珍しい1台でもある。電動化が加速する今、プジョーも例外ではなく、マイルド・ハイブリッドや電気自動車が主役となりつつある。だからこそ、この最高出力/最大トルクが100ps/205Nmの1.2リットル3気筒ターボ・ガソリン・エンジンを選ぶことは、時代の移り変わりを横目に、機能的なシンプルさや、それによってもたらされる、長く付き合うことができる、という思いが込めた選択ともいえるのではないか。



派手な仕掛けはない。だが新しい色が与える印象の変化は小さくない。“セレニウム”の名を持つグレーは、日常にさりげない彩りを添える。そしてガソリン・エンジンならではのダイレクトな走りも息づいている。時代が大きく変わる前に、フランスのコンパクトが見せる輝きを味わうのも悪くない。



価格は360万9500円。

文=ENGINE編集部

(ENGINE Webオリジナル)

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