雑誌『エンジン』の大人気企画、「エンジン・ホット100ニューカーズ・ランキングス」。輸入車、日本車問わずいま買える新車の中から、46人の自動車ジャーナリストと編集部員に、エンジン・プレミアム・クラブ(EPC)会員も加わって、愛情を注げる100台を選んだ。
「いい・悪い」ではなく、「そのクルマにどれだけ大きな愛情を注げるか」、「身銭を切ってでも欲しいかどうか」、そして今年は選者個人の思いをより尊重して「マイパーソナルチョイス」も選考テーマに加えた。
その結果は近年ではまれな面白いランキングとなった。たとえ下位でもあるジャーナリストがマイベストとして高く評価した、それこそ隠れた名車があったりと、順位以上に配点の中身が重要になった。
はたしてクルマ好きの欲望のありかはどこなのか? 年のはじめに、エンジンウェブ未公開のベスト100台を一挙公開! 今回はその80位から71位のランキングを俯瞰する。
◆100位からチェックする場合はこちらから※購入可能な車両及びその本体価格は、2025年7月現在のものです。
80位 BMW 3シリーズ
自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
G20と呼ぶ7代目は、後々3シリーズの中でも傑作と呼ばれるモデルになるだろう。特に4気筒エンジンを搭載するモデルは荷重を4輪に均等に配分し、走る、曲がる、止まるという運動性能だけでなく、乗り心地もクラスを超えた質の高さを味わえる。(菰田潔)
程よいサイズに突き詰めたパッケージング、精緻なパワートレインとハンドリングは、永遠の教科書。他シリーズ以上に、有無を言わさぬ説得力がある。(田中誠司)
BMWらしいデザインはやはり3シリーズに落ち着く。BMWの多彩なバリエーションの中でもサイズ、動力性能などバランスの取れたセダン/ワゴンだ。(日下部保雄)
79位 BMW X1/iX1
自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
乗るたびにちょうどイイ感がすごく伝わってくるんですよね。パワートレイン別に見ても全部がまとまってる。バランスの良さが素晴らしいです。(竹岡圭)
現在の我が家の愛車。BMWで一番売れている車種らしい。足の長いディーゼルは燃費が良く、経費は安く、静かな室内で快適。長距離ドライブでも疲れない。(菰田潔)
重厚さも兼ね備えるBMWらしいスポーティなハンドリング。快適性や利便性など実用車としての能力も高い。EVのiX1を含め、この価格帯のイチ押し。(新井一樹)
最近のBMWのコンパクトクラスはどれも打率が高い。清々しい走りっぷりはBMWらしい。BEV版のiX1もこのクラスとしては完成度高し。(高平高輝)
BMW Xシリーズの末っ子ながら「これでいい」ではなく「これがいい」と思わせる。とくにICEモデルの日常域から心地よさを備えたドラビリに感激しました。(斎藤慎輔)
78位 ロールス・ロイス・ゴースト
自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
カリナンやファントムより若干控えめな見た目だが、動的質感の高さはゴーストIIの方が上。往年のRRの特徴をよく捉えているハンドリングも秀逸。(吉田拓生)
前席でも後席でもロールス・ロイスが堪能できる、個人オーナー向けモデルの頂点。SUVもいいけど、この操縦性能と乗り心地はサルーンでないと両立できない。(新井一樹)
どんな道でもオールマイティ。静々と走るときにはタイヤの重みを感じずバタバタせずにスムースに走り、ワインディングではスポーツカーのように攻めた走りを満喫。(菰田潔)
浮遊したフラット感を醸すプラナーサスペンションと低重心ボディで、あのカリナン以上に「やんごとない」としかいいようのない乗り心地と運転感覚。(佐野弘宗)
77位 レクサス IS
自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
ISのなかでも「IS500」だけが恋の対象。V8自然吸気エンジンの音とフィーリングの色気がたまらない。尖らせすぎない足の味付けも絶品だ。(工藤貴宏)
パッケージングよりも操縦性とスタイリングを優先させる、というFRの価値観がDセグメントでは終わろうとしているが、それだけに、いま入手したい存在。(田中誠司)
レクサスのスポーツセダンISは、基本設計こそ古いが熟成の域に達しているモデルだ。扱いやすく、高級感があり、スポーティな走りを楽しめる。(齋藤優太)
一度は「IS500を買おう!」と決意した私である。抽選販売で買えなかったが、5リッターNAエンジンが1000万円以下なのだ! 超バーゲン!(清水草一)
いささか古くはなったが、コンパクトなセダンボディに5リッターV8自然吸気ユニットを積んだ走りの素晴らしさは何も変わらない。大人のエンスーセダン。(山田弘樹)
76位 BMWアルピナ B4 GT グラン・クーペ/D4 S グラン・クーペ
自動車ジャーナリストと編集部員の推しコメント
超高速のロングツアラーとして完成しているB3GTに対し、B4 GTはスポーツカー・オルタナティブに成り得る尖ったドライブフィールが印象的。ブッフローエ・アルピナの最終モデルという感傷的な気持ちを抜きにしても決定的といえる一台。(吉田拓生)
ブッフローエ最終章と聞けば、それだけで特別。研ぎ澄まされた走り、たおやかな佇まい。これはもはや一生モノのグランツアラーだ。(桐畑恒治)
トラディショナルな実用車の定番「セダン」で走りの良い一台を選びたいと思ったらその原動力はエンジン(もちろんそれを動かす走りも!)でした。(飯田裕子)