2025.10.29

CARS

2026年夏頃発売!日産4代目エルグランド登場【JMS2025】打倒アルファードとなるか

4代目エルグランドは日産のフラッグシップに!サイズ:全長4995mm、全幅1895mm、全高1975mm※数値は日産測定値

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日産は10月29日に4代目となる新型エルグランドをジャパン・モビリティ・ショー2025(JMS2025)で先行公開すると発表した。日産のフラッグシップモデルに位置づけられるエルグランドの発売は2026年夏頃を予定している。

日本らしい組子のデザインを取り入れた新しいエルグランド

4代目エルグランドは、「The private MAGREV」(日本名:リニアモーターカー)をデザインコンセプトとし、非日常の旅に出かける高揚感や期待感を感じさせるデザインが特徴だ。



3代目よりボディサイズを拡大したエクステリアは、ハイスピードかつスムーズなリニアモーターカーをイメージしつつ、“威風堂々”とした佇まいとなっている。



フロントグリルは、ノートやアリアにも共通する「タイムレス・ジャパニーズ・フューチャリズム」を具現化し、日本の伝統工芸である「組子」をモチーフとしている。



サイドは、大きな面で構成され、ヘッドランプからリアコンビランプまで一直線につながるキャラクターラインによって、力強さとスピード感を演出。



リアまわりは、エルグランド伝統の横一文字のリアコンビランプで、これもフロントまわりと同じようなデザインとなっている。後ろ姿は、エッジの効いた四隅により存在感がある。新型エルグランドは、過ぎ去るときのスタイリングも威風堂々としている。



さらに、ホイールも組子をモチーフとしたデザインだ。新しいエルグランドは、ボディ全体から日本らしさを感じることができる。

ボディカラーは、富士の黎明の一瞬を切り取った自然美を表現した「FUJI DOWN-フジ・ドーン-」、日本古来の高貴さや格式の高さを象徴する色から着想を得た「至極-しごく-」を新色として採用している。

贅沢で広々としたインテリアは居心地が良さそう!いつまでの座っていたくなる2列目も見どころ

インテリアは、プライベート・ラウンジをモチーフとしている。

水平なダッシュボードと高められたアイポイントによって、運転がしやすくなっているだけでなく、プレミアム・ミニバンに乗っているという実感を得られるようになった。



センターモニターやメーターパネルは、国内モデル初となる14.3インチの大画面統合型インターフェースディスプレイを採用している。



また、手が触れる部分や目に入る部分に上質な表皮や木目調パネルを使用。視覚や触覚で高級感を感じられる。



その他にも、臨場感ある3Dサウンドを楽しめる22スピーカーBOSEプレミアム・サウンド・システム、乗員を包み込むようにインストルメントパネルからドアにかけて最大64色から選べる間接照明も装備されている。



テーラーフィットを採用したシートのキルティングやドアトリムには、エクステリアと同様に組子のモチーフを採用。インテリアも日本の美を感じる仕上げになっている。



2列目シートは、新しいエルグランドの中でも力が入っている部分だ。中折れ式のリクライニングやオットマン、左右の座席それぞれに設けられた格納可能なアームレストなどによって、くつろぎの空間を作り出すことができる。



3列目は、前後スライドができ、定員乗車時も荷物を載せることが可能だ。左右に跳ね上げて収納すれば、より広い荷室空間を作り出すことができる。



バックドアは電動開閉式。リアコンビランプの端の上部にあるボタンを押すことで開け閉めすることができる。



インテリアカラーは、紫と青があしらわれた「紫檀-したん-」を採用。内装色でも日本の美を表現している。

静かでスムーズな走りを実現する第3世代e-POWER国内モデル初搭載!世界初の組み合わせによる上質な走りにも期待!

パワートレインは、国内モデル初搭載となる第3世代e-POWER。このパワーユニットは、インバーター、モーター、発電機、減速機、増速機を一体化した「5-in-1」ユニットだ。

第3世代e-POWERは、すでに海外で販売されているキャシュカイに搭載されているものと同じ。日本国内モデルに搭載されるのはエルグランドが初となる。



最新のe-POWER専用1.5リッター発電用エンジンとの組み合わせにより、静粛性や燃費性能も向上している。キャシュカイに搭載された前世代と比べた場合、高速燃費が15%改善するとともに、室内静粛性も5.6dB向上している。

また、この第3世代e-POWERに、日産の独自の電動4輪駆動システム「e-4ORCE」と走行シーンに応じて減衰力を自動で調整する「インテリジェント・ダイナミック・サスペンション」を組み合わせているのも新しいエルグランドの特徴だ。ちなみに、この3つの技術を組み合わせるのは世界初となる。



この組み合わせにより、走りがよりスムーズになっているだけでなく、不快な揺れや振動などが抑えられ、乗員全員がプレミアム・ミニバンに乗っていることを感じられる乗り心地を実現。加えて、エルグランドの価値の1つでもあるドライバビリティも両立している。

運転支援システムには、渋滞時に50km/h以下でハンズオフした状態での走行が可能となり、ドライバーがウインカーの操作をした後に車線変更支援を行う機能を追加した「プロパイロット」が搭載される。



新しいエルグランドに乗る機会はまだ先になるが、試乗できるタイミングになったときには、プレミアム・ミニバンとしての上質感と運転する愉しさを両立しているか、長距離ドライブで確かめてみたい。

文=齊藤優太(ENGINE編集部) 画像=佐藤慎吾(ENGINE編集部)、日産自動車

(ENGINE Webオリジナル)

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