2025.12.13

CARS

メルセデス・ベンツの7人乗りSUV新型「GLB」は電気自動車バージョンもすべて統合【約1000万円〜】ハイブリッドは遅れて登場に

今度のメルセデス・ベンツGLBはデンキ版もあり!

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メルセデス・ベンツが、新型「GLB」を公開。48Vハイブリッドに加え、電気自動車もいちバリエーションとして組み込まれる。

「EQB」は「GLB」シリーズ内に統合へ


車体サイズは全長×全幅×全高が4732×1861×1687mmで、先代「GLB」より98mm長く、27mm広く、14mm低い。「EQB」という別の名が付けられていた電気自動車バージョンは48mmの延長だ。ホイールベースは60mm伸びている。5座と7座を設定し、リアの荷室は5座が540〜1715リットル、7座が480〜1605リットル。さらに電気自動車仕様は、フロントに127リットルの収納スペースを確保する。



スタイリングは、切り立ったフロント・エンドと立ち気味のフロント・ウインドウを備え、オフローダー的なテイスト。



電気自動車使用のグリルには、94個のLEDを仕込んだクローム調のスリー・ポインテッド・スターが個々に輝き、中央のエンブレムは仕向地により全体もしくは一部が光る仕様となる。いっぽうハイブリッド・モデルは、LEDのフレームで取り囲んだクロームのグリルだ。



広いトレッドと張り出したショルダー、ホイールアーチのクラッディングやツライチに近いタイヤは、力強さを表現する。



オプションのスカイ・コントロール・パノラミック・ルーフは、ミリ秒単位で透明度を変更できるほか、158のスリー・ポインテッド・スター型イルミネーションを内蔵している。テールライトは、両端が下へと曲がったかすがい型のLEDバーと、Eクラスなどにも見られるエンブレム型ライトを組み合わせた。



ホイールベースの延長で、室内スペースも拡大。レッグルームは、1列目が7mm、2列目が5座は64mm、7座が29mm、3列目は10mmのプラスだ。



ヘッドルームも1列目で35mm、2列目は5座で64mm、7座で54mm、3列目で10mm引き上げられている。



2列目シートは、前後140mmのスライドも可能で、荷室容量を最大140リットル増加させる。



3列目は、身長171cmまで対応となった。

パワートレインは、ウィズEQテクノロジーこと電気自動車仕様が最高出力/最大トルクが272ps/335Nmの“250+”と、353ps/515Nmの“350 4マチック”。バッテリー容量はいずれも85kWhで、最大320kWの急速充電に対応。最大航続距離は、“250+”が631km、“350 4マチック”が614kmだ。リア・アクスルには2段トランスミッションを搭載し、加速重視の11:1と、高速域での効率を高める5:1を、必要に応じて切り替え。4マチックは、低負荷時には前輪の駆動をカットする機構を備える。



48Vハイブリッド・モデルは、M252型1.5リットル直列4気筒ガソリンに、モーター内蔵トランスミッションのeDCTを組み合わせ、出力27ps以下で足りる場合には、100km/h程度まで電動走行も可能とした。



ドイツ本国では、すでに電気自動車仕様の受注がスタートしている新型GLB。価格は、“250+”が5万9048ユーロ(約1077万円)、“350 4マチック”が6万2178ユーロ(約1134万円)と、日本仕様のEQBに比較すると250万円前後高い設定となる。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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