2026.03.15

CARS

中古車サイトで探すこと5か月、27歳の起業家の若者がやっと巡り会った25万キロ35年オチの理想のクルマ 

オーナーのタイガさんは27歳。大学在学中の2018年に当時20歳でアンダーウェアブランド「one nova」(ワンノバ)を起業。翌年には『Forbes』誌の『世界を変える「30歳未満の30人」』にも選出され、現在は、メリノウールを使った独自素材のアンダーウェアが多くの女性から支持されている。

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エンジン編集部唯一の20代ムラヤマが担当する連載『若者だってクルマ好き!』。大学在学中に20歳でアパレルを起業。今やポップアップの出店で日本中を駆け回っている27歳のタイガさんの相棒は、11歳も年上の、1987年型ランドクルーザー60だ。

『世界を変える「30歳未満の30人」』に選出

まだ約束の時間までは30分以上もあるというのに、待ち合わせ場所に続く一本道で水色のランドクルーザー60に追いついた。珍しいハイルーフ仕様だ。事前にSNSで写真を見ていたから、ひと目でタイガさんのクルマだとわかった。

「揺れは80より大きいけれど、なんか心地いいんです」。

オーナーのタイガさんは27歳。大学在学中の2018年に当時20歳でアンダーウェアブランド「one nova」(ワンノバ)を起業。翌年には『Forbes』誌の『世界を変える「30歳未満の30人」』にも選出され、現在は、メリノウールを使った独自素材のアンダーウェアが多くの女性から支持されている。

そんなタイガさんにとって、愛車のランクルは仕事に欠かせない道具だというけれど、それ以前に、タイガさんはひとりの大のクルマ好きだ。

「はっきりした記憶はないけれど、ちっちゃい頃からクルマが好きです。小学生のときには父と一緒にF1を観ていて、赤いマシンが1位だったのを覚えています。ミニカーも大好きで、デパートに行くたびにトミカを1台買ってもらわないと、家に帰ろうとしない子どもでした(笑)」

シンプルな造形で道具としての機能性が追求されたインパネ。

大学生になって免許を取得し、まもなく初めてのクルマを手に入れた。

「先輩が乗ってたミニ・ワン。SNSで嫁ぎ先を探しているのを見つけて20万円で買いました。でも当時は大学1、2年生で貯金も少ないから、保険と駐車場代だけでみるみるお金が減るのに困って、車検を迎えずに手放しました」

クルマ選びの考え方が変わったのもその頃からだ。ワンノバを起業したことも大きく影響しているという。

「やっぱり持つなら物を運べるクルマじゃなきゃいけないと思って。いろいろと調べるなかでピンと来たのがランクルでした。丸目でカクカクしていて、空力なんて考えていなさそう。そういうのが好きなんです」



そうしてタイガさんは4年前に、ランドクルーザー80を手に入れた。

「ポップアップ・ストアで出店する機会も増えて、これならレンタカーよりも買ったほうが良い、ということに。80のライトは角目だけど、どうしても60の丸目が好きで、換装済の個体を探してもらいました。ガソリン・エンジンのATモデルでした」

しかし程なくして、ランクル60に目が移るようになったのだ。

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