2026.01.07

CARS

【中国試乗】新型日産「ティアナ」に日本人ジャーナリストとして初試乗、中国市場にあえての“純ガソリン”で挑む

日本では2020年に終売していたティアナが、海外で独自の進化を遂げていた。

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再建に尽力する日産の次なる一手が「ティアナ」の復活だ。中国では発売されたばかりだが、我が国ではちょっと懐かしくも感じるこの新型サルーンに、日本人ジャーナリストとして初めて試乗した。自動車ライターの加藤ヒロトはどう感じたのか?

長い終売のあとの夜明け

日産のミドルセダン「ティアナ」は2003年に、それまで販売されていた「ローレル」や「セフィーロ」の後継として登場したモデルだ。日本だけでなく中国やオセアニア地域にも投入、年間60万台を120以上の国・地域で売り上げるグローバル車種にまで成長した。



1990年代末期の日産は多額の負債を抱え、その再建のためにカルロス・ゴーン氏がトップに迎えられた。同氏は就任直後に「日産リバイバルプラン」を発表、工場の閉鎖や事業の整理を進めると同時に、ブランドイメージを刷新し新車種の投入も積極的に行なった。

筆者は当時まだ幼かったが、同氏がしきりにテレビへ出演し、新時代の日産を築こうと奮闘していた様子をしっかりと覚えている。当時の日産車で特に印象深いのが2代目プレサージュ(U31)や初代ティアナ(J31)といったクルマたちだ。

2018年には4代目モデルが登場、中国では「アルティマ」へと改称した。一方でセダン需要が縮小していた日本では3代目のまま2020年に終売、その車名に幕が下ろされた。だが、それから5年が経った今、ティアナの名が中国で復活したのだ。



新型ティアナは4代目アルティマのビッグマイナーチェンジという解釈が正しい。中国名は「天らい HarmonySpace」で、「天らい(旧字の「頼」に竹かんむり)」は2004年にティアナが投入されてから今のアルティマまで使われているティアナの音写表記となる。

HarmonySpaceは本モデルの目玉のひとつで、IT企業「ファーウェイ」が設計したコックピットシステムを意味する。つまり、中国名で考えると従来の「天らい」に対するアップデートとなるが、英名は「TEANA」に改められたため、新型ティアナとなるわけだ。

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