1月9日から千葉・幕張メッセで開かれている、年に一度のカスタムカーの祭典「東京オートサロン2026」。今年、東ホールにブースを構えるビー・エム・ダブリュー(BMW)は、ハイパフォーマンスのMモデル群を披露した。
純正チューニング・パーツてんこ盛り!
いちばんの注目は、日本で初公開となった「M2 CS Mパフォーマンス・パーツ装着車」だ。昨年秋のジャパン・モビリティショーで展示されたM2 CSの全身に、純正チューニング用品の「Mパフォーマンス・パーツ」が纏られた特別仕様である。

追加装着されているのは、車体の前後左右のカーボン製スポイラーや同ドアミラー、ブレーキ・システムなど。リア中央の4本出しマフラーもMパフォーマンス・パーツのひとつで、M2 CSのデザインのアイコン的特徴でもあるダックテールにすら負けない存在感を放っている。
「Mパフォーマンス・パーツ」が惜しげなく投入された展示車は、M2クーペ比で50ps増の530psをも発生するM2 CSの走りを余すことなく引き出せる、ロードカーとしては究極のMモデルに仕上がったといえるだろう。
「BMW M」といえば、市販車の「M2」や「M3」をまずイメージするかもしれないが、モータースポーツを起源とする「M」ブランドが手掛ける車種展開は実に幅広い。
現在は世界耐久選手権(WEC)やドイツツーリングカー選手権(DTM)など第一線のモータースポーツで活躍するレーシング・カーを頂点として、裾野にはM2やM3のような市販のナンバー付きロードカーの「Mモデル」、その入口には、Mパフォーマンス・パーツが装着されるBMW各シリーズの高出力グレード(「M◯◯◯i」などと表記される「Mパフォーマンス・モデル」)までもが用意されている。
これら一連のM関連モデルの人気は年々高まりつつあるそうだ。昨2025年の国内新車販売では、「Mモデル」および「Mパフォーマンス・モデル」の販売台数がBMW全体の16%にも達したという。
今年はさらに、M関連モデルの販売に力を入れていきたいとするビー・エム・ダブリューの長谷川正敏氏と巻波浩之氏は、TAS2026の出展コンセプトについて
「『走り方は、生き方だ。』をキーワードに、Mの世界観やパフォーマンスを愛するファン・コミュニティ『GEN M』(ジェネレーション・エム)を広げていきたい」
と語った。

ブースでは、全国の販売店では目にする機会の少ないさまざまな「Mパフォーマンス・パーツ」や同パーツ装着車両が展示中だ。メーカー純正のチューニングパーツならではの信頼性やデザイン・フィッティングの良さも、特筆すべきポイントである。
BMW M3 M xDrive(Mパフォーマンス・パーツ装着車)

筆者のイチオシはBMWブースの入口で出迎えてくれるM3。ボディ下端には全周を囲うようにカーボン製のスポイラーが備わる。リアに奢られた4本出しマフラーは、M2 CSの展示車同様に存在感バツグンだ。スワンネック形状のリア・ウイングは、見ているだけでクルマ好きの心がくすぐられる。
驚いたのはフロント19、リア20インチのセンターロック式鍛造ホイールを履いていることだ。脚も車高調整式サスペンションに替わり、ローダウンされているのだという。
BMW M5 xDrive Touring(2026年BMW&MINI Racing 先導モデル)
Mを象徴する青と赤のカラーリングが施されたM5ツーリングは、BMW M2とMINI JCWなどをベース車とするワンメイク・レース「BMW&MINI Racing」のリードカーとして今シーズン走行予定の特別仕様。
こちらも通常のM5ツーリングの装備に加えて、前後左右のカーボン製スポイラーなどのMパフォーマンス・パーツが追加で組み合わされている。
X7 M60i(M パフォーマンス・パーツ装着モデル)

X7には純粋なMモデルが存在しないため、Mパフォーマンス・モデルのX7 M60iが最高グレードである。フロント・グリルやリア・マフラー、アルミホイールなどにMパフォーマンス・パーツが奢られている。
BMW Motorrad M 1000 R

BMWの2輪(モトラッド)部門から出展されたのは、レースマシンのベース車両であるM 1000 RRのロードモデル「M 1000 R」だ。わずか194kgの車重ながら、最高出力は210psを発生する。最高速度は280km/hにも達するスーパーバイクだ。

文・写真=村山雄哉(ENGINE編集部) 写真=神村 聖
(ENGINE WEBオリジナル)