ケータハムカーズ・ジャパンは2026年より新たなレース・シリーズ“ケータハム・カップ・ジャパン”を開催。その競技車両の「ケータハム・セブン170Rカップ」が東京オートサロン2026でお披露目され、詳細も発表された。
装備内容を考えれば100万円以上もお得な軽セブン
これはスズキ製で最高出力85psを発揮する直列3気筒ターボ・ユニットを搭載する「ケータハム・セブン170」 をベースに、レース装備を架装した「セブン170カップ」によるワンメイクの競技だ。

最大の特徴は軽自動車枠で登録済みのナンバー付き車両を使用すること。サーキットまで自走で参加でき、普段も公道で楽しめるなど、レース経験の少ないモータースポーツ初心者にとってもハードルはかなり低い。
「ケータハム・セブン170Rカップ」は現在30台が用意されており、レースに必要なデータ・ロガーやレーシング・ハーネス、バケット・シートなど装備はすべて装着した状態で販売される。

セブンのレーシング・カーとなるとウインドウ・シールドがほとんどない、小さなディフレクターのみのような車両が多いが、こちらは幌やドア(を含むサイド・ウインドウ)も装着できるよう、通常のフロント・ウインドウが装着されている。


さらにレース時の安全を担保すべく、強固な(運転席側は車体サイドにもバーが入る)ロールケージも標準装備となる。内容を考えれば、ノーマルの170Rを購入し、追加で英国では用意されているこれらのオプションを組み合わせるよりも、100万円以上もお得だ。

“ケータハム・カップ・ジャパン”2026年シーズンは、東西2つのシリーズ(東日本・西日本)とし、東日本を“ペトロナス・シリーズ”として3戦、西日本を“オベロン・シリーズ”として合計6戦を開催する。東西各シリーズの年間チャンピオンには、2027年にマレーシアのペトロナス・セパン・インターナショナルサーキットで開催予定の“K car GLOBAL 2027 Sepang 24H Endurance”において、ケータハムカーズ・ジャパンが参戦を予定するチームのドライバーとして参加できる権利(渡航費はケータハムカーズ・ジャパンが負担!)も進呈される。
・開催スケジュール
ペトロナス・シリーズ(東日本シリーズ)
Rd.1 5月5日(火・祝) 筑波サーキット
Rd.2 6月14日(日) スポーツランドSUGO
Rd.3 11月15日(日) 筑波サーキット
オベロン・シリーズ(西日本シリーズ)
Rd.1、Rd.2、Rd.3ともに会場は岡山国際サーキット(日程は未定)

なお、“ケータハム・カップ・ジャパン”へ参戦するには「セブン170カップ」の購入が前提となる。価格は897万7000円で、これには1年間のレース・エントリー費用の55万円が含まれている。

現在開催中の東京オートサロン2026では、この「セブン170カップ」も展示されている。サーキットで姿を目にする前に、まずはどんなものか、ケータハム・セブンのファンならばもちろん、レース好きなら自分の目でチェックすべき1台だ。
・ケータハム・セブン170カップ
全長×全幅×全高 3100×1470×1090mm
ホイールベース 2255mm
トレッド(前/後) 1220/1301mm
最低地上高 100mm
車両重量 440kg(ヒーターレス)
乗車定員 2名
エンジン 水冷直列3気筒DOHCターボ
排気量 658cc
ボア×ストローク 64.0mm×68.2mm
最高出力 63.6kw(85ps)/6500rpm
最大トルク 116Nm(11.8kgm)/4000rpm〜4500rpm
燃料タンク容量 36リットル
変速機 5段MT
サスペンション形式 前:ダブルウィッシュボーン
後:マルチリンク・ライブアクスル
ブレーキ形式 前:ソリッド・ディスク
後:ドラム
タイヤ(標準仕様) 前後:155/65R14
ホイール 前後:4.5J×14
最高速 168km/h
0-100km/h加速 6.9秒以下
文=上田純一郎(本誌) 写真=神村 聖/ENGINE編集部/ケータハム
(ENGINE Webオリジナル)