2026.01.30

CARS

日本市場への導入はあるのか? あの流星号の名を受け継いだ新型クロスオーバー「フィラント」はルノーの世界戦略車だ

左右の“こ”の字型LEDと“ロサンジュ”の連続する菱形グリルはルノーのこれからの顔?

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新しい「ルノー・フィラント」。その名は1956年にボンネビルで308.85km/hを叩き出した記録挑戦車「エトワール・フィラント(流星)」にちなんだものである。

ボルボのプラットフォーム+ルノーのフルハイブリッド&新世代デザイン?

「フィラント」は韓国のルノー・コリアが生産するSUV「グラン・コレオス」から派生したクロスオーバーだ。

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プラットフォームは「グラン・コレオス」と同じく、ボルボから供給されるCMA。



ルノー・コリアが、ボルボと同グループの吉利汽車と提携関係にあることに関連したものだ。車体サイズは4915×1890×1635mmで「グラン・コレオス」より135mm長く、10mmワイドだが、45mm低い。ホイールベースは、変わらず2820mmだ。



パワートレインは“フルハイブリッドE-テック250”と呼ばれる。エンジンは最高出力/最大トルクが150ps/250Nmの1.5リットル直列4気筒ガソリン・ターボで、ミラーサイクルや14:1と高い圧縮比、吸排気の可変バルブタイミングなどで効率を高めている。

組み合わせるモーターは、メインが136ps/320Nm、サブが82ps/180Nm。システム全体では250ps/565Nmを発生し、サブ・モーターはエンジン・スターターと駆動バッテリーの充電に使用される。トランスミッションは3段のマルチモード自動変速機、バッテリーは1.64kWhのリチウムイオンで、電動走行も可能だ。



エクステリアは、ルノーの既存車とかなりテイストが異なる。六角形のユニットがボディから突き出したヘッドライトといい、エンブレムのロサンジュが並んだようなグリルといい、フロントまわりにはこれまでには見られなかった表現が用いられた。



ルーフは車名の如く、流れるようなラインを描いてリアへと下り、サイド・ウインドウはルーフに沿った上辺と、後部が跳ね上がる下辺により、シャープな形状に。



ボディ・サイドやDピラー付近の彫刻的なプレス・ラインや、鋭く突き出したテール周辺も、躍動感を演出する。ルーフ・スポイラーは、上面がセンターピラーを持つM字型で、リア・ウインドウへ向かうエアフローを左右へ分割する形状だ。



ガラスから連続して、バックドア上部までブラックでまとめたリア・エンドも個性的。テールライトの処理や、ロサンジュの下に大きく記された車名など、新しいデザイン手法を導入している。



インテリアは、水平基調のダッシュボードに埋め込まれた、3面の12.3インチ・ディスプレイが目を引く。さらに、25.6インチのARヘッドアップディスプレイも利用可能だ。ステアリング・ホイールは、六角形のリムが斬新だ。





後席スペースはクラストップを謳い、ニー・ルームは320mm、ヘッド・ルームは886mm。



シートは6:4の分割可倒式で、荷室は633〜2050リットルの容量を備える。



韓国では2026年3月に発売予定の「フィラント」。2027年には、ラテン・アメリカや中東の諸国に向けた輸出も開始される予定だ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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