2026.03.19

CARS

乗り心地の良さに大満足|新時代を告げる「アルファ・ロメオ・ジュニア・イブリダ」に自動車評論家の飯田裕子と竹岡圭、吉田由美が試乗

竹岡圭さん、飯田裕子さん、吉田由美さんが試乗した「アルファ・ロメオ・ジュニア・イブリダ」

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毎年恒例「エンジン・ガイシャ大試乗会」、2026年もやります! 大磯プリンスホテルの大駐車場に総勢33台の輸入車を一挙に集め、33人のモータージャーナリストがまる一日かけてイッキ乗り! 2026年上半期イチオシの各ニューモデルにそれぞれ5人のジャーナリストが試乗した、計165本のインプレッションを順次公開。

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新時代のアルファ・ロメオ、ジュニア・イブリダ・プレミアムに果たして「らしさ」はあったのか? 注目のエントリー・モデルのアルファに乗った竹岡圭さん、飯田裕子さん、吉田由美さんがリポートする。

>>>斎藤慎輔さん、金子浩久さんのリポートはこちら<<<


「デザイン買いも大いにアリ」飯田裕子

2ヶ月前に訪れたトリノで、アルファ・ロメオでプロダクトの担当者が放った「単なるSUVではありません。アルファ・ロメオのSUVです」というフレーズを思い出す時間になった。

初めはその乗り心地の良さに大満足。ボディサイズに対するスペースの広さ、そしてリアにコーダトロンカを採用するデザインもアルファらしい個性を放つ。1.2リッター 3気筒+48Vモーターを組み合わせたMHEV(FF)は加速の盛り上がりこそ控えめながら、モーターのアシストも相まってターンパイクのひたすら続く上りのワインディングでロールする素振りも見せずスイスイと駆け上がっていった。



プラットフォームはフィアット600やジープ・アベンジャーと共有しつつ、サスペンションやステアリングは独自のチューニングが行われている。欧州の激戦区であるコンパクトSUVセグメントのなかで、大健闘中なのも納得だ。サイズ感も手頃なジュニアは街中&日常を重視し、デザイン買いも大いにアリだ。

「まさにイタリアン・アスリート」吉田由美

アルファ・ロメオから久しぶりに登場したコンパクトSUV「ジュニア」。「ジュニア」にはEVモデルもあるが、今回試乗したのは「イブリダ」と言うマイルドハイブリッドモデル。

まず目を奪われるのは、艶やかな深みのある赤いボディカラーとアスリートのような曲線美。クラシカルな「アルファ・ロメオ」のロゴ入りデザインのグリルが妙に安心感がある。試乗コースは例年通り、潮風香る西湘バイパスから箱根ターンパイクという、大人の休日ドライブコース。キラキラと光る相模湾を横目に見ながら、1.2リッターターボとモーターの連携は驚くほどスムーズ。



しかし、本領発揮は箱根ターンパイクの急勾配。ドライブモードを「Dynamic」に切り替えた瞬間、ジュニアが活き活きと目覚めた。この軽快なフットワークは、まさにイタリアン・アスリート。とはいえ、車内の会話を邪魔しない、静かな空間も両立しているのはさすがと言ったところ。

「110年の歴史の成せる業!」竹岡圭

やはりアルファ・ロメオはアルファ・ロメオ! ということを、改めて認識させてもらいました。グループ会社でベースやパワートレインを共有することが増えてきた昨今ですが、それぞれ見事に味付けが変えられているのは、110年を超える歴史が成せる業なのかもしれません。

MHEVもBEVも適度な艶っぽさを残しつつ、エントリー・モデルに必要なクセのない乗りやすさを提供し、それでいてエレガント&スポーティなアルファ・ロメオらしさのようなものが、きちんと打ち出されているのはサスガというしかありません。



特にワインディング・ロードに向かった時の、適度にしなやかなに曲がっていく感じ。そして、深いコーナーでキュッと向きが変わる感じは、いかにも! というところ。エントリー・モデルにはそのブランドの本質が表れるなんて言いますけど、これはお見事。それでいてやり過ぎていないあたり、懐深い手練れのイタリアのマンマの味がしました。

■アルファ・ロメオ・ジュニア・イブリダ・プレミアム
全長×全幅×全高=4195×1780×1585mm。ホイールベース=2560mm。車重=1330kg。ステランティスの電動車向けプラットフォーム「e-CMP2」を採用し、パワートレインはピュアEVとMHEVから選択が可能。1.2リッター直3ターボ(136ps/230Nm)に48Vモーター(16kW、51Nm)を組み合わせる。車両価格=483万円。

写真=小林俊樹/望月浩彦

(ENGINE2026年4月号)

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