2026.03.24

CARS

「狂ったか!?」と叫びたいほど速かった|モータージャーナリストの清水草一ら2人がBMW「M5ツーリング」に試乗

清水草一さん、小川フミオさんが試乗したBMW「M5ツーリング」

全ての画像を見る
毎年恒例「エンジン・ガイシャ大試乗会」、2026年もやります! 大磯プリンスホテルの大駐車場に総勢33台の輸入車を一挙に集め、33人のモータージャーナリストがまる一日かけてイッキ乗り! 2026年上半期イチオシの各ニューモデルにそれぞれ5人のジャーナリストが試乗した、計165本のインプレッションを順次公開。

「素晴らしいエンジン」と思わず口にしたくなるBMW M5ツーリングM xドライブには、清水草一さん、小川フミオさんが試乗した。

>>>渡辺慎太郎さん、国沢光宏さん、竹花寿実さんのリポートはこちら<<<


「素晴らしいエンジン」清水草一

M5ツーリングの助手席に同乗されたEPC会員のAI氏は、ディープなBMWファン。現在、新車のアルピナをオーダー中だ。

一方の私は、実用的でフツーっぽい動力性能のBMW(例えばディーゼル)が好みだが、M5ツーリングのパワーユニットには、完全にノックアウトされた。同系統のPHEVを積むXMの653馬力/800Nmでも「狂ったか!?」と叫びたいほど速かったが、M5はその上を行く727ps/1000Nmなのだ!



加速車線でアクセル・ペダルを踏み込むと、ものすごく簡単に、そのスーパーすぎるパフォーマンスが完全に発揮される。あまりにも安心安全ゆえに、「1000Nmってこんなもん?」と思ってしまう。むしろXMのほうが速く感じたのは、M5の視点の低さや超絶級のスタビリティのなせる業か。

「素晴らしいエンジンですね」。AI氏はしみじみとおっしゃった。本当に素晴らしいエンジンだ。モーターやバッテリーの存在など、我々は完全に忘れていた。

「言葉が出ないほど感心」小川フミオ

圧倒的な突き抜け感。BMWがMモデルを送り出していらい、日本にもこんなクルマがあればいいと思っていたけれど、でてきていない(溜息)。速くてぜいたく、という組合せがむずかしいのだな。



M1のために開発された“ビッグシックス”を載せた初代M5(1984年)の印象を、私はいまだにひきずっているが、V8になった94年の3代目以降もスポーティさは失われず、プラグイン・ハイブリッド化した4.4リッターV8搭載の最新モデルに乗ると、4ドアのスーパースポーツとよぶべき性能ぶりに言葉が出ないほど感心。

一緒に乗ってくれたEPC会員のANさんも的確にBMWの美点を指摘してくれていたのだが、「あっというまに吹けきるエンジンの回転マナーがすごい!」などと感激している私は、こっちのほうで頭がいっぱいになってしまった。

私はこのクルマで軽井沢まで行ったこともあるが、乗るたびに感心する。そういうクルマはポルシェやフェラーリのようなスーパースポーツぐらいだと思っていたが、なんとステーションワゴンでもあったのである。



■BMW M5ツーリングM xドライブ

現行型M5は歴代初のPHEVで、ツーリングの日本上陸も初。4.4リッター V8ターボに、8段AT内蔵の電気モーター(197ps/280Nm!)を組み合わせる4輪駆動は、全体で727ps/1000Nmのパワー&トルクを発生する。全長×全幅×全高=5095×1970×1515mm。ホイールベース=3005mm。車重=2490kg。車両価格=2073万円。

写真=神村聖/望月浩彦

(ENGINE2026年4月号)

advertisement



RELATED

advertisement