2026.06.13

CARS

ガイシャ乗りにも勧めたい!日本にしかない入門用スポーツカーの世界【トヨタGR86 × マツダ・ロードスター × ホンダN-ONE RS】

トヨタGR86 × マツダ・ロードスター × ホンダN-ONE RS

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世界にスポーツカーは数あれど、こと「入門用」というジャンルに縛るとどのようなクルマがあるだろうか? その最後の楽園といえるのが、ここ日本なのだ。今回は日本にしかない、ガイシャ乗りにも勧めたい入門用スポーツカーに登場願った。

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入門用スポーツカーは日本の独壇場

世界一のスポーツカー大国はどこか。そう聞かれたら私はここ日本だと答える。確かにスーパースポーツと呼ばれるジャンルのクルマはほとんど無いが、それ以外のあらゆるジャンルのスポーツカーが各メーカーからラインナップされているからだ。



特にエントリーレベルの充実ぶりは世界屈指。実際のところ世界を見回してみれば、もはや入門編と括れるようなモデルは、CO2規制やBEVシフトなど様々な理由でほぼ消滅してしまった。スーパースポーツならいざ知らず、手軽に楽しめるライトウェイト~ミドル級のモデルは今や日本の独壇場なのだ。

今回集めた3台は、いずれもまさしくそうした日本のスポーツカー文化を象徴するモデルと言っていいだろう。車両価格も“気軽”という言葉をギリギリ使っていいところにあり、走りはどれもファンで、テクニックを磨くにも最適。更に言えば、スポーツカーの存在感に深みを付与するストーリーも、それぞれ備わっている。ガイシャ好きを自認する人も、これならと思えるような……。



トップバッターとして登場願うのはGR86RZ。凄まじい人気を誇ったAE86型トヨタ・カローラ・レビン&スプリンター・トレノ、つまりハチロク同様のFRレイアウトを採用し、絶対性能を追うのではなく、そこそこのパワーとグリップでクルマをコントロールする楽しみを気軽に味わえるクルマという精神を今に継承する1台である。

正直、内外装の装飾は多めで、子どもっぽさも無くはない。しかし、それは漲る勢いの発露とでも見るべきだろう。いざ走らせれば、これが実にまっとうなスポーツカーなのだ。



エンジンはスバルと共同開発した水平対向4気筒2.4リッターを搭載。最高出力235ps。1270kgの車両重量に対して十分な、けれど過剰ではない絶妙な動力性能だ。要するに思い切り踏めて、それでいて不足を感じることも無い。回転が高まるほどに滑らかさを増す今どき自然吸気のエンジンは、つい回したくなる類のもので、それを短いストロークの6段MTで操るのは、それだけでも至高のスポーツカー体験と言える。

シャシーも、そんなパワートレインにぴったり合っている。ステアリングには剛性感があって操舵応答はダイレクト。乗り心地はドタドタとしているが、ワインディングロードを攻めればちょうどいい按配になる。水平対向エンジンのFRということで、非常にうまくバランスが取れているのだろう。ワインディングロードの速度域でも、うまく姿勢変化を利用すればリアを多少滑らせることが出来たりして、とても楽しめる。



実は登場初期のモデルはもっとスロットルが早開きで、シャシーもより容易にリアが滑り出すような設定だった。現行モデルは正しく進化しているが、個人的にはやや寂しい感じもなくはない……というわけで、実はここのところGR86の中古車情報を追いかけている私である。

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