2026.05.06

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最上級の伊万里鍋島焼を採用したクレドールの限定モデル|美しいグラデーションの優美なダイヤルは必見

クレドール ゴールドフェザー 伊万里鍋島焼ダイヤル 限定モデル「GCBY991」

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伊万里鍋島焼の名門「畑萬陶苑」とのコラボレーションによって生まれたクレドールの逸品「GCBY991」。時計&宝飾ジャーナリストの野上亜紀がリポートする。

クレドール ゴールドフェザー 伊万里鍋島焼ダイヤル 限定モデル「GCBY991」


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1960年に誕生した薄型手巻き時計「セイコー ゴールドフェザー」の系譜を受け継ぐドレスウォッチが「クレドール」で甦ったのは2023年。

“The Creativityof Artisans”という方針のもと逸品を世に送り出す。本作は文字盤に江戸時代から西欧の王侯貴族を魅了してきた伊万里焼のなかでも最上級品とされた鍋島焼を採用。透明感ある白と、下絵具の呉須(ごす)の青が生み出す美しいグラデーションがシンプルを極める優美なデザインを引き立てる。

手巻き。ステンレススティール、ケース直径37.1mm、日常生活防水。世界限定60本(うち国内50本)。198万円。

「腕に載る芸術品」に密かに心ときめく



これまでにも日本が誇る工芸技術を様々な形で取り入れてきた「クレドール」。伊万里鍋島焼の名門「畑萬陶苑」とのコラボレーションとなる本作ではまず、美しいブルーのグラデーションに目が奪われる。

文字盤に溶け込むかのようなほのかなフェザー(羽毛)の表現も、実に繊細で見事だ。かつ特筆すべきは、「ゴールドフェザー」特有の曲面を描く文字盤の仕立てである。

高温焼成で緻密に薄く仕上げた磁器を通常の文字盤よりも大きなサイズで焼き上げ、それをさらに厚さ1ミリ程度まで削ることで反りやゆがみのない、ボンベ状の盛り上がりを具現化。

ただ単に縮小するという単純な話ではなく、本作のために製作工程を見直し、一つひとつ手の込んだ作業を経て完成したものだ。かつて将軍や大名たちなど、目の肥えた人々に珍重されてきた歴史を持つ鍋島焼。この艶めく美しさのなかに秘められた作り手の情熱に心が躍る。

問い合わせ=セイコーウオッチお客様相談室 Tel.0120-061-012

文=野上亜紀

(ENGINE2026年5月号)

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