2026.05.22

CARS

Z世代にも刺さる⁉︎ 懐かしの“光るボックススピーカー”が令和の世に復活! カーオーディオの世界もリバイバルがアツい

令和の世にまさかの復活! 光るボックススピーカー「TS-X40」

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車載用ナビゲーションやシステムオーディオなどを展開するカロッツェリアが、この度発表した2026年夏の新商品群の中でひときわ異彩を放っていたのが、光るボックス型スピーカー「TS-X40」だ。

あの頃憧れたカーアイテムがまさかの復活

1980〜90年代にかけて一世を風靡したカーアイテムである、リアシェルフ設置型のボックススピーカーから着想を得て開発された「TS-X40」は、そのレトロな見た目が特徴的だ。



カクカクとしたスクエアなボディに、アルミ筐体を模したマットシルバーの外観。

レトロな見た目ながらも性能は現代仕様となっており、大口径の5.7cmのミッドレンジと1.7cmのドーム型ツイーターによるクリアな中高域に加え、13cmのウーファーと「ダブルスリットポートバスレフシステム」による豊かな低音を実現。リアシェルフから車内全体を包み込むような、独特の音響を楽しめる。



そして背面にはイルミネーション電源と連動して光る「carrozzeria」の文字が鎮座する。このTS-X40のオマージュ元であろう、カロッツェリアの前身である「ロンサムカーボーイ」製のボックス型スピーカーでは、商品の型番が緑色に光っていたが、今回は青色に発光。

これもあくまでTS-X40が令和に登場する新商品ということで、単に昔の製品の仕様をなぞるだけでなく“令和仕様”にアップデートした結果だという(公式SNSより)。

そんな昭和生まれにとっては懐かしく、平成生まれにとってはエモい、そんなカーアイテムが令和の世に復活したのは何故なのだろうか?



その理由のひとつにネオクラシックカー・ブームがあるだろう。20〜30代の若者を中心に広がるネオクラ車ブームだが、車内を彩るカーアイテムとして当時モノのオーディオも密かな人気となりつつある。

カセットデッキに始まり、何枚ものCDを入れ替えずに楽しめるCDチェンジャー。カラフルなイルミネーションで波形を表示するスペクトラムアナライザー、そして今回の主役である光るボックススピーカーなど、つい10年前くらいは二束三文でリサイクルショップに並んでいたアイテムが、現在ではネットオークションなどでびっくりするような価格で取引されていたりもする。

今回のカロッツェリアが新商品としてTS-X40を発表したのも、そういった情勢を鑑みてのことだろう。……かくいう筆者も、所有する1990年式のホンダ・インテグラに当時モノのアルパイン製オーディオシステムを組んで楽しんでいるクチだったので、この発表を知った際には非常に驚いた。

ニッチなジャンルではあると思いつつも、こういった商品を令和に出してくれるメーカーには正直頭が上がらない。その心意気を買う、という意味でも発売された暁には是非とも“買って応援”したいところだ。ちなみに発売は2026年7月予定で、価格はオープンとなっている。

実はまだある!? レトロな最新オーディオアイテム

今回のような“当時風”のカーアイテム、実はこれだけではない。パイオニアが2025年5月に発表した「SXT-C10PS」は、カセットテープが入りそうなクラシカルな見た目だが、Bluetoothに対応した最新のオーディオデッキだ。



タッチパネル全盛の現代に、あえての物理ボリューム+チャンネルボタン(しかもオレンジもしくはグリーンのイルミネーション付き)。ドット表示のモノクロ液晶の上部にあるカセットテープ挿入口のようなパーツは、開けるとUSBポートとAUX端子が現れるという遊びゴコロに溢れた設計だ。

そしてなんといっても筐体左上にある「PIONEER」の旧ロゴが感涙ものだ。これまで現代のカーオーディオが、なんとなく車内の雰囲気に合わずモヤモヤしていたネオクラシックカー・オーナーにとっては必見のアイテムと言えるだろう。



しかしながらこのSXT-C10PS、欧州向けの製品らしく今のところ日本国内での正規流通は無し。海外の通販ページなどから購入することはできるので、個人輸入するという手もなくはないが、光るボックススピーカーを復活させた今、こういったアイテムの日本版が出ることも期待してしまう。メーカーさん、いかがでしょうか?

文=浅石祐介 写真=カロッツェリア、パイオニア

(ENGINE Webオリジナル)

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