富士スピードウェイのモビリタを会場とし、去る5月5日に開催された『オールフェアレディZミーティング2026』。全国各地から2051台のフェアレディZオーナーが大集結した“世界最大のZミーティング”の会場から、今回はとてもレアな仕様の300ZXターボを紹介しよう。
1000台しか存在しないレア仕様
歴代フェアレディZの中で、消灯時もレンズの一部が見える「パラレル・ライジング・ヘッドランプ」を装備しているZ31型は唯一無二の存在だ。空気抵抗係数(Cd値)=0.31を誇る尖鋭的なロングノーズ、ショートデッキ・スタイルも特徴としており、フェアレディZとして初めてV6エンジンを搭載したモデルとしても知られている。

1988年式の日産300ZXターボで『オールフェアレディZミーティング2026』を楽しんだmitsuさん(取材時年齢57歳)も、Z31型のことをかけがえのないクルマだと思っており、過去に2台乗り継ぎ、現在は2台所有しているそうだ。
「入社し、会社の寮の前で黒い200ZR-IIを見て、これだ! と思いました。Z31型のプロポーションが好きなんですね。それで1994年に1台目の200ZR-IIを買い、2台目のZ31型も200ZR-IIでした。2台とも2by2です」

ボンネットに大きなインテークダクトがある個体を見てカッコイイと思い、当初、ボディがカクカクしている前期型が気になったが、いろいろチェックしているうちに後期型もイイなぁ~と考えるようになったのだという。
「きょう乗ってきた300ZXターボを購入したのは2002年のことです。“シロ スペシャル”と呼ばれる限定車で、1002台だけデリバリーされました。“SHIRO SPECIAL”なのでSSという名でも親しまれていますが、文字通りボディカラーはパールホワイトで、ドアノブ、ホイール、リアバンパーにあるナンバー灯の部分もホワイトになっています。純正のフロントスポイラーも白ですね」

現在愛用しているもう1台のZ31型も日産300ZXターボで、こちらは1987年式となる。2007年に増車したそうだ。外装色は普通のホワイトだが、タン内装、デジパネ、5速MT、後期モノで、この仕様は494台しか存在しないとのことだった。
mitsuさんは熱心なカーマニアで、他にもフェラーリとBMWも所有。1988年式の300ZXターボを壱號機、1987年式の300ZXターボを弐號機、2003年式のフェラーリ575MマラネロF1を参號機、2016年式のBMW M6セレブレーション・エディション・コンペティションを四號機としてカウントしていた。

575MマラネロF1は2056台存在しているが、BMWの創立100周年を記念した特別限定車のM6セレブレーション・エディション・コンペティションは国内13台限定とのことだったので、そのようなクルマを従えている2台の300ZXターボは、左ハンドルだが日本車の誇りと言えるかもしれない。
文・写真=高桑秀典
(ENGINE Webオリジナル)