2026.05.29

CARS

2027年からグッチとアルピーヌF1がタッグ イタリアとフランスのブランドが手を組んだ陰に元ルノーのCEOあり

ラグジュアリー・ファッション・ブランドのグッチがアルピーヌF1チームとパートナーシップを結んだ。これにより、グッチ・レーシング・アルピーヌ・フォーミュラ・ワン・チームが誕生し、2027年から世界各国を参戦することになった。

もやはモータースポーツの枠を超えている


近年、F1は参戦する自動車メーカーやコンストラクターに関してだけでなく、そこに出資するスポンサーの広告など多くの情報を世界中に発信し消費者に届ける巨大なエンターテインメントへと成長。もはやモータースポーツの枠を超えた強力なコンテンツとして大きな注目を集めている。


単なるスポンサーではない


グッチはそんなF1の世界にラグジュアリー・ファッション・ハウスとしては初めて参画する。ただし、単なるスポンサーとして関わるのではなく、具体的な例は示されていないが、グッチ・レーシングを立ち上げ、新しいビジネスやエクスペリエンス・プラットフォームを構築する構想を持っているという。

しかし、なぜイタリアのファッション・ブランドがフランスのチームにという疑問が浮かぶ。その答えを握っているのが、グッチ・ブランドを傘下に収めるケリングのCEOであるルカ・デ・メオ氏だ。フランス車好きならピンと来た人もいらっしゃるかと思うが、彼は2025年6月までルノー・グループでCEOを務めていた。もちろん、それだけが理由ではないはずだが、ルカ・デ・メオ氏の存在が現在11つあるF1チームの中からアルピーヌとグッチのジョイントに影響力を与えたことは想像に難くない。

ルカ・デ・メオ氏は今回のパートナーシップについて、「フォーミュラワンはスポーツの枠を超え、世界で最も影響力のあるプレミアム・コンテンツ・プラットフォームのひとつに進化しました。1シーズン15億人以上が視聴し、急速に拡大する若年層、そして女性層の視聴者にインスピレーションを与えています。創造性と卓越性の追求、そして人類の偉業の場として、フォーミュラワンはラグジュアリー・ブランドが限界を押し広げ、有意義な繋がりを生み出し、長期的な価値とブランドの魅力を築き上げ、同時に測定可能で持続的なインパクトをもたらすためのほかに類を見ないプラットフォームであると私たちは考えています」と語っている。

いずれにせよ、2027年にはインターロッキングGとグッチ・レーシングのロゴを配したマシンが鈴鹿をはじめ、世界のサーキットを駆け巡ることになる。

文・編集=新井一樹 写真=アルピーヌ

(ENGINE WEBオリジナル)

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