2026.07.08

CARS

1990年代のBTCCマシンがカッコ良すぎる!モータースポーツの祭典、グッドウッドでもちょっと古いクルマが大人気

グッドウッドに1990年代のBTCCで活躍したレースカーたちが集合

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穏やかな天気に恵まれた4月のグッドウッド。そこには、いつものクラシックカーレースとは少し違う景色が広がっていた。現地で取材したモータージャーナリストの藤原よしおがリポートする。

人気のちょっと古いクルマでレース

年々拡大するフェスティバル・オブ・スピードや、リバイバル・ミーティングに対して、グッドウッド・ロード・アンド・レーシング・クラブ(GRRC)のクラブ・イベントとして2014年に再開された『グッドウッド・メンバーズ・ミーティング』も早いもので今回で12回目を迎えた。

イベントの花形、70~80年代のツーリングカー・レース「ゴードン・スパイス・トロフィー」。アンダー2リッターの「ウィン・パーシー・トロフィー」も開催。

十年一昔というけれど、この間にクラシックカーを巡る状況も変わった。グッドウッドでは2023年からサステナブル燃料の導入を開始。2024年以降はすべての参加車両に70%持続可能原料の入った燃料の使用が義務付けられるようになった。

またグループB、グループA 、ターボF1、LMPなど「新しいクラシック」を発掘し続けてきたメンバーズ・ミーティングの精神も健在で、今年はニューツーリングといわれた1990年代のBTCCマシンをフィーチャー。

懐かしい(ほんの少し前と思っていたが、すでに30年前のものだ!)ボルボ850、ヴォクスホール・ベクトラ、ホンダ・アコード(日本名アスコットイノーバ)、プジョー406といったマシンをジョン・クレランド、マット・ニールなどBTCCレジェンドたちがドライブし、シュートアウトを行ったのだ。

実は市販車においてもレーシングカーにおいても、このあたりが部品の供給を含め「一番難しい」年式。しかしながら、敢えてそこにスポットを当てることで新たなクラシックを生み出してきたのもメンバーズ・ミーティングの功績といえる。

1977年の富士でJ.ハントが駆り優勝したマクラーレンM26。後ろには76年にタイトルを獲得したM23の姿も。

今回はそのほかにもイギリスの偉大な英雄、ジェームズ・ハントのF1ワールドチャンピオン獲得50周年を記念し、ブラバムBT21 F3からマクラーレンM23まで縁のマシンを集めたトリビュート、さらに現代の英雄、ジェンソン・バトンが2009年にF 1王座を獲得したブラウンGP BGP001(しかも製作された3台すべてが集結)をドライブするトリビュートも開催。

いわくエドワード朝時代のクルマたちによるS.F.エッジ・トロフィー。まだ日本は明治時代。そんな太古のマシンが27台も集まった本気のレースが見られるのは、メンバーズ・ミーティングだけ!

その一方で1900~1910年代(彼らの言葉を借りるとエドワード朝時代)の太古車が本気のレースを繰り広げる「S.F.エッジ・トロフィー」に27台ものエントリーがあるのは、このイベントならではの光景。それらを穏やかな天気に恵まれた2日間にわたって楽しめるとは、なんと豊かで贅沢な週末であることか!

文=藤原よしお 写真=藤原功三

(ENGINE2026年7月号)

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