2025.07.15

CARS

スバルUSAがグッドウッド再登場 コリン・マクレーをトリビュートしたラリー・カーも

スバルが、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに帰ってきた。

スーパーカーばかりじゃない!


スバル・モータースポーツUSAは、2024年のヒルクライムでICE車のベストタイムを叩き出した「WRX:プロジェクト・ミッドナイト」と、ARAアメリカン・ラリー選手権のオープン4WDクラスを戦う「WRX ARA25」を、2025年、ふたたびイギリスの地へ持ち込んだ。



「WRX:プロジェクト・ミッドナイト」は、1万rpm近く回る最高出力/最大トルクが679ps/922Nmのボクサー・ターボを積み、エアロ・ボディをまとったターマック特化マシン。カーボンのボディ・ワークと大幅に軽量化されたシャシーにより、通常のWRXよりなんと450kg近い重量が削減されている。



2024年のタイムアタックでは、カップ・カーやパイクス・ピークのマシン、現役を退いたF1カーなどを打ち負かし、3倍近く上のパワーを誇る電動車に迫る速さを見せた。さらには、ボンネットに設置されたエグゾーストから炎を噴き上げつつ駆け抜ける姿も衝撃的だっただけに、2025年も熱い走りが期待された。



2024年はもう1台、874psのエンジンを1983年型レオーネGLワゴンに搭載したファミリー・ハックスターも話題になったが、2025年は「WRX ARA25」を、グラベル・コースを走るラリー・ステージに投入。スバルで活躍した今は亡きイギリス人ドライバー、コリン・マクレーのWRC制覇30周年を記念し、カラーリングは往年のマシンを思わせるブルーにイエローのアクセントが選ばれた。



スーパーカーやラグジュアリー・カー、クラシック・カーなどに注目されることが多いが、もっと身近な日本車も活躍しているグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード。今後もますます目が離せないイベントになるに違いない。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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