2026.06.02

CARS

かつての「H1」に対する「H2」!? その名も「ハマーX」登場! しかもミッドサイズのSUVとピックアップという二本立てだ

(比較的)手頃なサイズであの「ハマー」が帰ってくる!?

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GMのSUV/トラック/バンを扱うGMCディビジョンが、コンセプト・モデルの「ハマーX」を発表した。SUVとピックアップ・トラックの2タイプが用意される。

より手頃なミッドサイズの「ハマー」が復活か?


ハマーは1992年、AMジェネラルが軍用車を民生用に仕立てて発売したのが起源。1998年にGMが買収し、自社のディビジョンとして展開するものの、GMの経営破綻に伴い2010年に閉鎖。現在は2019年にGMCの1車種として復活した「ハマーEV」にその名を残している。



今回の「ハマーX」は、ミッドサイズ・オフローダーの提案だ。車体サイズとホイールベースは、SUVが4782.5×2032×1852.6 mm/2945.5mm、ピックアップが5264.5mm×2032×1854.4mm/3318.6mmだ。最低地上高は、SUVが334.3mm、ピックアップが316.7mmもある。



販売中の「ハマーEV」はフルサイズと位置付けられ、全長5m、全幅2.2m/ホイールベース3.2〜3.4m級で、全高はほぼ2mもある。



つまりかつてのハマーを知るひとには「ハマーEV」と「ハマーX」は、「H1」と「H2」のような関係性だといえば、ポジショニングが理解しやすいだろうか。



この「ハマーX」を手掛けたのは、米カリフォルニア州パサデナに新設されたアドバンスト・デザイン・スタジオ。またアドバンスト・エンジニアリング/アドバンスト・マニュファクチャリング各部門の協力を得て、技術面でも新たな挑戦を試みている。

注目は、フレックス・ファブと呼ばれる生産技術。金属を用いた3Dプリントのような製法で、プレス金型を用意することなく、同じ機械で多様なデザインを具現化できる。精密なボルトやレーザー溶接の継ぎ目を露出させた、いかにもハマーらしいデザインの実現にも、大いに寄与した。



アッセンブリーには接着剤を使わず、はめ込みと機械的な固定具を使うことでリサイクル性を高めている。また、フェンダーの脱着が容易で、交換やカスタマイズもしやすい。

パワートレインのスペックは非公開だが、足まわりはマルチマティック製ダンパーに、ビードロック付きホイールを装着。SUVは315/75R18、ピックアップは305/55R22のグッドイヤーを履く。アンダー・ボディは、悪路走行を考慮して厳重に保護されている。



室内は、スタック可能なディスプレイがズラリと並び、ドライバーはデジタル体験を、オンロードにもオフロードにも合わせて調整することができる。シートバックやヘッドレスト背部、ダッシュボード両端などには、内装部品のリサイクル材を使用。脱着可能な構造で、パーツ交換も容易だ。



ハマー・ハブと銘打ったコネクテッド・アプリも新機軸。ドローンを先行させて、地形データをリアルタイムに取得することもできるという。



アメリカでは優遇措置が停止され、電気自動車はますます分が悪くなっているが、電動化されたハマー・ブランドのシリーズ展開も予感させる「ハマーX」。「H2」や「H3」に相当する、より手頃なサイズのラインナップが登場すれば、いずれ人気ブランドに返り咲けるかもしれない。

文=関 耕一郎 写真=ゼネラル・モーターズ 編集=上田純一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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