2026.06.04

CARS

違いは左ハンドルだけではない! 注文受付が始まった米国生産のムラーノで日産自動車が示した留意事項とは

2027年初頭の納車に向け、注文の受け付けが開始された日産ムラーノ。このクルマの大きな特徴はアメリカ生産車であることだ。

ほぼアメリカ仕様のまま


今回、ムラーノは2026年2月に創設されたアメリカ製乗用車の認定制度を活用し、輸入販売される。この制度は、アメリカの基準に適合していれば、日本の保安基準とは異なる部分があったとしても、変更を受けることなく日本での販売を認可するというもの。そのため、日本の保安基準に適合するモデルとは異なる点がある。そのため日産は、日本で販売するために変更した点や逆にアメリカ仕様のままのところなど、購入に際して留意すべき点を指摘しているのだ。


ドアミラーは困るかも


まずはアメリカ仕様から日本仕様に変更しているところはどこか。
・発煙筒および発煙筒ホルダーの追加
・ナンバープレート用ブランケットの追加
・プロパイロットと一部運転支援機能の設定変更
・リモート念人スターターとパニックアラームの削除
・認定制度の活用を示す専用認証ステッカーの装着、など

一方、日本仕様とは異なるアメリカ仕様のままで販売されるところは以下のとおり。
・左ハンドル
・左ウインカー
・手動格納式ドアミラー
・144km/hのクルーズコントロール設定可能最高速度
・日本語非対応のメーター&ディスプレイオーディオ
・SOSコールやAM/FMラジオが使用できない、など

以上が、日本の保安基準に適合させるとともに、日本で販売することを考慮したほかの日産車とは異なる点となる。上の項目を見ておわかりの通り、ムラーノはほぼアメリカ仕様のままで販売されるのだ。

左ハンドルを苦手にする人はそこが一番の相違点になると思うが、そのほかに意外に不便を感じそうなのが手動格納式ドアミラーだろう。そもそもボディサイズが大きいので、最も苦労しそうな立体駐車場を利用する機会は少ないとは思うが、それ以外の状況でも不便を感じることが少なくないはず。個人的にはラジオ好きなので、AMとFMを聞くことができないのもデメリットのひとつと言える。


品質面でも違いがある


また、品質についても以下のような違いがあることも記している。
・内外装において、塗装面のわずかなゴミや、シーリング材が付着している
・パネルや部品の段差や面差などのズレや隙間がある、または大きい、など

このあたりはアメリカ市場と日本市場における品質への要求度の高さの違いに因るところが大きいだろう。実際にどのくらいの違いがあるのかは実車を見てみないとわからないが、日本仕様はほかの市場以上にきめ細やかな配慮がなされていることが、この上の2つの内容からうかがい知れる。

トランプ大統領のおかげで、日本仕様の日本車の優秀さを再認識することになるかもしれない。



文・編集=新井一樹 写真=日産自動車

(ENGINE Webオリジナル)
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