2026.06.10

CARS

「プジョーE-208」ベースでホットハッチが復活! 新世代の“GTi”は本当にデンキだけなのか

ホットハッチといえばコレ!! プジョーの“GTi”が帰ってくる!

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プジョーがついに生産型の「E-208 GTi」を発表した。ル・マンを目前に沸き立つフランスから、伝統のホットハッチ復活の狼煙が上がった。

コンセプトの通りなら、フォルクスワーゲンID.ポロGTIを凌駕するスペック!


母国の24時間レースにプジョーが初参戦してから100年、“GTi”の始祖たる「205 GTi」の誕生から40年あまり。2025年のコンセプト・モデルとほとんど変わることなく、市販バージョンとしてル・マンに姿を現す電動ホットハッチは、青/白/赤のトリコロールをそれぞれまとった3台でのお披露目となる。


スポイラー形状のフロント・バンパーや、ディフューザー一体型のリア・バンパーなど、外観もコンセプト・モデルに準じる量産モデル。Cピラーには、車名ロゴが誇らしげに輝く。



大きく張り出し、赤いラインで彩られているホイールアーチも引き継がれた。ホイールは、コンセプト・モデルのような“GTi”ロゴを誇示するルックスではないが、ブレーキ冷却に寄与するという7ホール・デザインは踏襲している。



インテリアは黒を基調に“GTi”ロゴ入りのステアリング・ホイールや、赤いラインが印象的なスポーツ・シートなどがスポーツ・ハッチらしさを演出。アシンメトリーにメッシュを配したシート生地は、往年の「205 GTi」の初期の 1.6リットル・バージョンへのオマージュを感じさせる。

2025年に公開されたコンセプト・モデルのパワートレインは、最高出力/最大トルクが280ps/345Nmを発生する。ステランティスとニデックの合弁会社であるEモーターが開発したそれはM4+と呼ばれ、ステランティスのBセグメント用では最強のモーターだ。バッテリー容量は54kWhで、WLTP複合サイクルでの航続距離は350kmとされた。

馬力荷重比は、クラス・ベストの5.7kg/ps。0-100km/h加速は5.7秒、最高速度は180km/hをマークするという。駆動系には、減速機組み込み式LSDを採用し、旋回性やアジリティ、スタビリティはもちろん、効率の向上にも寄与する。

シャシーは、専用の油圧ストップを組み込んだダンパーとスプリングを採用し、トレッドをフロント56mm/リア27mmそれぞれ拡幅して、30mmローダウン。215/40R18タイヤを組み合わせている。

ル・マン開幕目前の金曜日に公開される予定のスペックは、おそらく内外装同様、コンセプト・モデルとほぼ同等であると思われる。



先頃デビューした「フォルクスワーゲンID.ポロGTI」を、余裕で跳ね除けるパフォーマンスを実現しそうだ。



あとは昨今の時勢を踏まえ、GTiが純電気自動車のみになるという既定路線を覆す決断が、一日も早くなされることを切に願うばかり。

MTを駆使し、エンジンを思い切り回したい、EVシフトと無縁の“GTi”のファンは、まだまだいると思うのだが。

文=関 耕一郎 写真=プジョー 編集=上田純一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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