2026.08.04

CARS

モータージャーナリスト佐藤久実が選ぶオススメのスポーツモデル 日常使いから気軽にサーキットまで楽しめるあのクルマ

クルマ好きなら誰もが憧れるスポーツモデル。ホンダN-ONEのMT仕様といった軽自動車のスポーティモデルからフェラーリやランボルギーニが送り出す2シーター・ミドシップの本格的なスポーツカーまで、スポーツモデルと呼ばれるクルマのラインナップは幅広い。そこで今回は、11人のモータージャーナリストに理想のスポーツモデルと、スポーツモデルの中から「これぞ」というオススメの1台を選んでもらった。

佐藤久実さんが選ぶのは


今回の選者はレーシングドライバーの肩書も持つ佐藤久実さん。「ディレクターやアドバイザーを担当しているレースの開幕戦続きで、サーキット行脚の日々。しかもクルマでの移動が多く、愛車GRヤリスのマイレージも伸びている。まさにスポーツモデルの魅力やニーズを実感しているところです。GWは束の間、予約困難店でお寿司や焼き鳥を食べて英気を養いました」という佐藤さんが選んだスポーツモデルとオススメの1台はどんなクルマなのか。


どっぷりとそのキャラを楽しめる


ガチのスポーツカーはパフォーマンス最優先の考え方。パワー、スピード、ハンドリングの追求。そしてカッコ良さ! などなど。なので実用性は二の次となる。一方、スポーツモデルはもう少しソフトなイメージ。パフォーマンスを求めつつも、絶対的な数値やボディタイプにとらわれずにクルマのキャラを味わえる。たとえばコンパクトスポーツなら手の内に収まりフルに性能を発揮できるのが魅力だし。私にとって理想のスポーツモデルは居住性や快適性と走りを両立していて日常的にどっぷりとキャラを楽しめるようなクルマですね。


オススメのモデルはGRカローラ


イチ押しはGRカローラ。サーキットで高いパフォーマンスを発揮、一方、一般道でも剛性感が高く締まった印象ながら不快感のない乗り心地で、日常シーンでもスポーティ感を満喫できる。さらに運転支援装置のトヨタ・セーフティ・センスによりロングドライブも安心快適。自走でサーキットに行ってスポーツドライビングを“楽しみ”、往復は“楽”に。そして5ドアの居住性の高さも使い勝手が良い。まさにスポーツモデルならではの魅力が満載。GRヤリスオーナーとしてはちょっと悔しいが、実用性と快適性はGRカローラの方がワンランク上。シビック・タイプRも居住性とパフォーマンスが高次元でバランスされたFFスポーツとして魅力的。

もちろん、輸入車にも魅力的なスポーツモデルはたくさん存在する。スポーツカーメーカーが作るSUVなどもその例。でも、国産モデルはコスパに優れ、サードパーティーのアフターパーツも豊富にあるので、走るだけでなく、カスタマイズという楽しみの余地が多分にあるのもさらなる魅力です。



文=佐藤久実 写真=トヨタ 編集=新井一樹

(ENGINE2026年7月号)
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