2026.08.07

CARS

モータージャーナリスト清水草一が選ぶオススメのスポーツモデル 「公道をドライブする限り、これ以上楽しいクルマはない」というあのクルマ

軽自動車からスーパースポーツカーまで走りの楽しさで人気を博すスポーツモデル。トヨタや日産といった国産車をはじめ、メルセデス・ベンツやBMWなどのドイツプレミアム系、さらにフェラーリやランボルギーニといったスポーツモデル専門メーカーまで、そのラインナップは幅広い。そこで今回は11人のモータージャーナリストに、数あるスポーツモデルの中から理想のクルマとオススメの1台を選んでもらった。

清水草一さんが選ぶのは


今回選考してくれるのは、「肩の神経痛や視力の衰えに悩まされて、運転がつらいと感じています。それがなによりつらい……。年齢とともに体が衰えるのは仕方ないけど、運転のヨロコビだけは奪わないで! どうやっても視力は戻りませんけど、一生懸命肩のリハビリに努めています」と言う清水草一氏。果たして、どんなスポーツモデルが理想で、オススメはどのクルマになるだろうか。


自分が思えればそれでOK


理想のスポーツカーではなく「スポーツモデル」となると、だいぶ間口が広くなる。絶対的な速さや絶対的なハンドリングの良さ等は必要条件から外れるから、ヘタすりゃあらゆるモデルが対象だ。自分が「これぞ理想のスポーツモデルだ!」と思えればそれでOK。個人的には、セダン系がその理想に近い。今やセダンは絶滅危惧種。セダンの全高の低さは、機能としてはほとんど無意味になっている。つまり、現代のスポーツカーと言ってもいいのではないか? 我が愛車・プジョー508は、理想のスポーツモデルだと思って乗っている。


オススメはホンダ・プレリュード


前項で「理想のスポーツモデルはセダン系」と言っておきながら何ですが、今の気分としては、プレリュードが最高のオススメモデルだ。とにかく最高に気持ちイイ。絶対的な速さはないけれど、2.0リッターe:HEVのエンジンフィールは「さすがホンダ!」と言うしかなく、疑似サウンドも疑似ステップ変速も超絶気持ちいい。ハンドリングも乗り心地も最高! 公道をドライブする限り、これ以上楽しいクルマはない。

もうひとつ重要な要素は、これが令和のデートカーとして復活したという事実だ。デートカー世代は、デートカーと聞いただけでアドレナリンが分泌され、エロい気分になる。スポーツカーとは本来、エロスに直結するもの。このクルマは、デートカーという言語でもエロスを実現している。実際、おっさんが運転するプレリュードの助手席に女性が乗っているのを目撃しただけで、たまらなく羨ましく感じた。令和のデートカー・プレリュードは、最高の官能的スポーツモデルなのだ!



文=清水草一 写真=ホンダ 編集=新井一樹

(ENGINE2026年7月号)
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