2026.10.04

CARS

日産サクラにお兄さんが登場 ドット柄をモチーフにした、これまでの日産とは異なるデザインには訳がある

日産が新型のBEV(電気自動車)となるピクソを公開した。欧州市場へ投入する、Aセグメントサイズのコンパクトカーだ。

初代ルノー・トゥイングを彷彿


ワンモーション・フォルム的に続くボンネットからAピラー、長いルーフ、そして直角に近く切り落とされたリアエンド。スタイリングは初代ルノー・トゥインゴを彷彿させる。


トゥインゴEテックの兄弟車


このピクソがルノーとのパートナーシップを活用して開発された。明言されてはいないが、ルノーが2025年に発表したコンパクトBEVのトゥインゴEテックがベースとなっているのは一目瞭然。そう聞けば、このデザインにも納得できる。なぜなら、トゥインゴEテックがデザインのモチーフとしたのは初代トゥインゴにほかならないからだ。

ただし、ヘッドライトやテールライトをはじめ、ボンネットやバンパーといったエクステリア各部には専用デザインを採用。全長は3796mm、ホイールベースは2492mm。トゥインゴEテックの3789mm、2493mmとほぼ同じだが、全幅は+70mmの1790mm、全高は+21mmの1512mmとなっている。


航続距離は最大259km


モーターの出力は60kWすなわち82psで、バッテリーは欧州向けの日産車として初採用となるリン酸鉄リチウムイオン。容量は27.5kWhで、WLTPモードの航続距離は最大259kmに達する見込みだ。急速充電は最大50kWに対応し、約28分で15〜80%チャージが可能だという。

内装もピクソ専用デザインで、Google Gemini対応のインフォテインメントやコネクテッド機能も採用する。衝突被害低減ブレーキやレーンキープといったADASや、ワンペダル運転を可能にするe-ペダルなども装備する。

後席は左右独立スライド可能な2座。荷室は通常時が356リッター、後席格納時が1221リッターで、都市部での利用を想定したというコンパクトBEVとしては十分な容量だろう。


日本でも発売されるか?


価格や詳細な仕様は12月以降に公表され、納車開始は2027年初頭の予定。スロベニアにあるルノーのノボ・メスト工場で生産され、現時点で日本市場導入には言及されていない。

しかし、日産の日本向けBEVラインナップは、軽規格のサクラとCセグメントメントのリーフとの間に小さからぬギャップがある。180kmというサクラの航続距離不安を抱えつつも、リーフでは大きすぎる、というユーザーは、日本でも少なくないのではないだろうか。



文=関 耕一郎 写真=日産自動車 編集=新井一樹

(ENGINE Webオリジナル)
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