2019.03.23

LIFESTYLE

1人98万円。ラグジュアリーなバス旅行の中身とは?

阪急交通社が、日本各地を周遊する12日間のバス旅行を企画。代金は1人98万円、専用車両「菫(すみれ)」のデザインは奥山清行氏と、美しい日本をめぐる豪華バス旅行とはどんな内容なのか?

たった18席の専用車両で

広々とした車内には経験豊富な添乗員とガイドが同乗し、日本周遊12日間の旅をアシス トしてくれる。車内では約20種の飲み物を用意するほか、1日1回、ご当地銘菓とペアリングしたコーヒーを提供するサービスも。4月からスタートする2つのツアーは年内各8回 を予定。料金は2名1室利用で1人98万円。1名1室利用や、出発場所により料金は異なる。 

近年、豪華寝台列車による国内旅行が人気を集めているが、阪急交通社が4月からスタートするのは国内を周遊する12日間バスの旅。1人98万円という参加費用はもちろん、このツアーのための専用車両“クリスタルクルーザー「菫」”を開発するなど、これまでにない贅沢なバス旅行として話題を呼んでいる。「我々が追求したのは車内における快適性とおもてなし。通常のバスは座席数が45席ほどのところを、思い切って18席にまで減らしました」こう話すのはKEN OKUYAMA DESIGN代表の奥山清行氏。JR東日本の寝台列車「トランスイート四季島」を手掛けた奥山氏のチームにとって、バスのデザインは手慣れていても、これだけ豪華で長距離のバスの旅のデザインは初めてとなる。


 
車体カラーは高級感のあるバーガンディ・メタリック、ルーフはパールホワイト。

「自宅にいるような安心感と、旅先でのほどよい緊張感を両立させた」というバスの内装は、車窓からの眺望を最大限、確保するために頭上の荷棚を排除。代わりに手荷物を収納できる"シートシェル"を各シートの前方に用意した。またシートの背もたれと座面の素材には、座り心地の良さを考えて布地を採用。シートの角度は通常時でもリラックスできる109度にし、さらに20度までのリクライニングを可能にした。


日中、バスに揺られて観光を楽しんだ後は、厳選された宿でゆっくり一日の疲れを癒した い。写真は、西日本の旅(2日目)で宿泊する城崎温泉、西村屋ホテル招月庭の露店風呂。創業150年余りの歴史を誇る名門旅館の別館で、温泉に浸かった後は自慢の和懐石を。


「このツアーの主役はあくまで旅。我々のチームがデザインしたのは、バスの車両だけでなく、この旅でしか得ることのできない“体験”なんです」と、奥山氏が言う。「自分で運転して出かける旅の楽しみもありますが、あえて人が作ってくれた旅のプランに乗っかってみる楽しさもある。どんな出会いが待ち受けているのか、予想のつかない旅の面白さを、このバス旅行で体験してもらいたい。我々が知らない美しい日本は、まだまだあります」


■奥山清行:エンツォ・フェラーリやマセラティ・クアトロポルテなどのデザインで知られる世界的な工業デザイナー。クルマ以外にも鉄道、船舶、建築、時計、ロボット、テーマパークなど幅広いジャンルのデザインを手掛ける。2013年にヤンマーホールディングス社外取締役に就任。


問い合わせ先=阪急交通社 東京 Tel.0120-08-9512 大阪 Tel.0120-08-9588

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文=永野正雄(ENGINE編集部)

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