ボルボの電気自動車専用ブランド、ポールスターの第2弾。第1弾はクーペだったが、2作目はテスラ・モデル3に真正面から勝負を挑むコンパクト5ドア・ハッチバック。ボルボが開発した小型車用プラットフォーム、CMAを使用。前後にそれぞれ1つずつモーターを搭載。システム総合出力は408ps。床下に配するリチウム・イオン電池の容量は78kWhで航続距離は最大500㎞。価格は3万9900ユーロ(約500万円)~。性能や価格を見てもモデル3をかなり意識しているのは間違いない。
いよいよ2019年3月から欧州での納車が開始されるe-トロンの弟分。e-トロンとの間には3車種の電気自動車が計画されているため、Q4 e-トロンはアウディにとって5番の電気自動車専用モデルとなる。ボディ・サイズはQ5よりも全長が10㎝短い、全長4.59×全幅1.90×全高1.61m。前が102ps、後が204psを発生する2つのモーターで4輪を駆動。システム総合出力は306ps。床下に収めた82kWhのリチウム・イオン電池で450㎞以上の航続距離を可能にするという。発売は2020年後半。
VWが社運を賭けて2019年秋に発表する電気自動車、VW ID.のセアト版。プロトタイプはセアトの方が先になったが、市販車はVWの方が先にデビューするらしい。前後のデザインは異なるが、大きく前に出たAピラーや8ライトのサイド・ウインドウはID.にも踏襲されるだろう。中身はMEBと呼ばれるVWグループ全体で使う電気自動車専用プラットフォームに204psのモーターと62kWhのリチウム・イオン電池の組み合わせ。航続距離は420㎞以上。セアト版の発売は2020年。
2017年のフランクフルト・ショウで発表したアーバンEVコンセプト進化版。プロトタイプの名が冠されているもの、かなり市販モデルに近いらしい。詳細はアナウンスされていないが、航続距離が200㎞以上ということから類推できるとおり、街乗りに絞った都会派電気自動車。距離を割り切った分だけ電池が小さくできるので、価格やスペースの面では有利になるだろう。初代シビックを彷彿させる内外装のデザインは親しみやすくて好感度は高い。2019年後半には生産が開始される。
文・写真=新井一樹(ENGINE編集部)
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