愛車でクラシックカー・イベントに行く時にも、ちょっと気取って仲間のパーティに出掛ける時にも似合う。新作「フィフティーシックス」は、そんな時計だ。1950年代は、世界的なモータリゼーションの幕開けとともに、モータースポーツへの関心が高まり、なかでも公道レースに人々は目を輝かせた。それもそうだろう。普段は見ることのできないようなスーパーカーが猛々しく、自分たちの街を疾走するのだから。それは日常の風景を一転させ、新たな時代の訪れを感じさせたに違いない。
この時代は、腕時計も大きな変革期に当たる。デザインは円熟期を迎え、個性を競う一方、技術革新によって実用機能を備えた。自動巻きもそうだ。手巻き式から移行し、それはただ便利さだけでなく、より自由闊達でパーソナルな時間という概念を男たちにもたらした。フィフティーシックスから伝わるのは、まさにそんなモダンな精神だ。
1956年にブランド初の自動巻き式ムーブメントを搭載したリファレンス6073を甦らせ、シンボルマークであるマルタ十字をデザインのモチーフにする。分と時間のチャプターリングを分けるセクターダイアルに、個性ある機能の豊富なバリエーションモデルを揃えた。公道レースが現代に復活しているように、フィフティーシックスは独創性を受け継ぎ、現代を生きる若々しい男性像を描くのだ。
自分らしさを追求する男のフィフティーシックスは、ドレスアップした腕元にも似合う。向かうのはジャズクラブか。1950年代を駆け抜けたジャズミュージシャンにチェット・ベイカーがいる。ビバップ全盛期にクールを貫き、叙情性溢れるインプロビゼーションは、本家マイルス・デイビスも舌を巻いた。シンプルな3針モデルには、そんな激しい感情を抑えたクールの精神が通じ合うのだ。こうした魅力的なアイテムの誕生に、ヴァシュロン・コンスタンタンは新しい広告キャンペーンに“ONE OF NOT MANY”を掲げた。今後の展開も楽しみだ。
時計のお問い合わせ=ヴァシュロン・コンスタンタン
Tel.0120-63-1755
www.vacheron-constantin.com/jp/home.html
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