2019.04.23

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古代ギリシアにタイムスリップ!! セリヌンテ神殿／シチリア・ドライブ10

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◇Selinunte Archaeological Park(セリヌンテ・アーケオロジカル・パーク)[セリヌンテ遺跡公園]
セリヌンテ遺跡公園は、チケット売り場側にあるTempli Orientali(テンプリ・オリエンタリ)[東神殿群]と、西方向約1kmにあるAcropoli(アクロポリ)[古代都市]からなる。東神殿には、ほぼ形の整ったE神殿があり、ここは内部に入ることもできるので、その大きさを身近に感じられる。隣のFとG神殿は、修復された柱も見えるが、ほとんど瓦礫の山。G神殿は幅54m×長さ113mという古代最大級の建築物で、瓦礫の一つ一つも巨人が住んでいたのか、と思うほど大きい。

F神殿。紀元前409年にカルタゴ軍によって破壊され、その後の大地震によって瓦礫の山になったという。

E神殿。それぞれの神殿がどのような神に捧げられたものか、まだ解明されていないためアルファベットで表記されている。

東神殿群側からアクロポリを眺めると、城壁に囲まれていることが分かる。

アクロポリは、5つの神殿(ほとんど修復されていない)のほか、城壁や住居跡、南北に走る道が残された。14本の柱が復元されたC神殿は、海ぬけで眺められる。現代の人工物はほとんど見えず、まるで古代ギリシアにタイムスリップしたかのように感じる。

C神殿に着くと、急に雲が出て雨が降り始めた。観光客がいなくなって静かな雰囲気に。

東神殿群側のチケット売り場前の駐車場。左手にアクロポリ側の駐車場へ向かう道がある。

アクロポリ側の駐車場。公園内は広いのでクルマ移動がおすすめ。

アクロポリから先にも遺跡があるよう。次の機会に行ってみたい。

文＝山元琢治(ENGINE編集部) 写真＝増田岳二

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