79号車はボディの磨きを赤羽橋の交差点近くにあるハイランダーにお願いしていることは、以前にも書いた通りだ。年3回のメンテ付きガラス・コーティング・コースで、料金は税別15万円。かなりお高いだけあって、その磨きの丁寧さは半端ではない。とにかく、ホイールの内側からエグゾースト・パイプの中まで、ありとあらゆるところをピカピカにしてくれる。しかも、それを一度やって終わりではなく、年3回メンテナンスして、常に最良の状態に保ってくれるから、安心してすべてを任せることができる。というより、下手に自分で洗車したりガソリンスタンドに出したりすると、却ってボディに傷がつくからできるだけしないで欲しいとまで言われては、もうすべてお任せするしかないのだ。
というわけで、新年を迎える前に79号車も駆け込みでメンテナンスを受けて、ピカピカに磨き上げてもらった。田中社長の見立てでは、やはり79号車のボディ・ペイントの状態は素晴らしくいいそうで、またしても「これは当たりのクルマだよ」と言われて、担当者は大いに気分を良くした次第である。
さて、今回の入庫では、磨きのメンテに加えてもうひとつ、ハイランダーにお願いしたことがある。新たにモニターさせてもらうことになったパイオニアのマルチドライブアシストユニット付きのAV一体型メモリーナビゲーションの装着である。昨年の9月に発売されたばかりのカロッツェリア・シリーズの最新モデルで、品番はAVIC-CZ901M。その最大のセールス・ポイントは、「サイバーナビ史上最高音質」を謳うパイオニアのカーナビでは初のハイレゾ音源再生に対応したオーディオだが、そのほかにも、多くの最新機能が搭載されている。そのひとつは、独自開発のシステムにより高い自車位置精度を実現したナビ機能。さらに、マルチドライブアシストユニットを使った最新の先進運転支援機能が使えるようになっている。
とはいえ、あまりにも機能が多彩すぎてデジタル機器に弱い担当者にはまるで使いこなせておらず、とりあえず簡単なナビとラジオだけ、なんとか使えるようになったところだ。それでも、FMラジオの音質の良さには大いに満足している。来月までにはしっかり研究して報告したい。
■79号車/ポルシェ911カレラ4S(996型)
PORSCHE 911 CARRERA 4S
購入価格(新車時) 340万円(1244万2500円)
導入時期 2017年4月
走行距離(購入後) 8万7896km(5511km)
文=村上政(ENGINE編集長) 写真=柏田 芳敬(ナビ)/村上 政(人物)
(ENGINE 2018年3月号)
▶︎次の記事
♯10 パイオニアの最新ナビの進化ぶりにビックリ これひとつで、古いクルマも最新機能満載になる
▶︎前の記事
♯08 箱根ターンパイクを走る!
▶︎過去の連載一覧
ポルシェ911カレラ4S(996型)長期リポート 記事一覧
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2024.11.21
LIFESTYLE
冬のオープンエアのお供にするなら、小ぶりショルダー! エティアムか…
2024.11.21
CARS
日本市場のためだけに4台が特別に製作されたマセラティMC20チェロ…
PR | 2024.11.06
WATCHES
移ろいゆく時の美しさがここにある! ザ・シチズン の新作は、土佐和…
2024.10.25
LIFESTYLE
LANCIA DELTA HF INTEGRALE × ONITS…
2024.11.19
WATCHES
エンジン時計委員、菅原茂のイチオシ 世界限定1200本! グランド…
2024.11.01
CARS
これは間違いなく史上最速のウルスだ! プラグイン・ハイブリッドのウ…
advertisement
2024.11.16
こんなの、もう出てこない トヨタ・ランドクルーザー70とマツダ2 自動車評論家の渡辺敏史が推すのは日本市場ならではの、ディーゼル搭載実用車だ!
2024.11.15
自動車評論家の国沢光宏が買ったアガリのクルマ! 内燃エンジンのスポーツカーと泥んこOKの軽自動車、これは最高の組み合わせです!
2024.11.15
GR86の2倍以上の高出力 BMW M2が一部改良 3.0リッター直6ツインターボの出力をさらにアップ
2024.11.08
【後篇】2024年総まとめ! 自動車評論家44人が選んだ「いま身銭買いしたいクルマのランキング!」 クルマ好きの人たちの深層心理がわかった!!
2024.11.12
BMW4シリーズ・グランクーペが初の変更 新しいヘッドライトと装備の充実で商品力を高める