2025年10月13日、トヨタイムズのYouTubeチャンネルの生放送にてトヨタの新プロジェクトを発表。レクサスを大胆な挑戦をするブランドとするとともに、新しいLSのコンセプトモデルが公開された。
レクサスLSの“S”は「スペース」という意味?!6輪3列シートのプレミアム電気自動車ミニバンに
レクサスは、センチュリーがラグジュアリーブランドとしての立ち位置を極めるブランドになったことから、挑戦的なモデルを展開する。
YouTubeの生放送中に公開された新CMでは、なんと6輪のレクサスLSコンセプトが登場した。

これまで、レクサスLSのモデル名は、ラグジュアリー・セダンだと多くの人が思っていただろう。しかし、豊田章男会長は、「誰がLSのSをセダンだと決めたの?セダンと決めつけなくてもいいのではないのか?」と述べ、「LSは、レクサスのフラッグシップである」という原点に返り、“S”をスペース「空間」・「宇宙(誰も踏み入れたことがない空間)」とし、プレミアムミニバンとなった。

また、2024年5月7日から新しいLSの構想が始まっていたことも公開され、「誰の真似もしない」を合言葉にパッケージの開発が進み、セダンでも、SUVでもない、ミニバンの新しい形「プレミアム3列シート」となったことも明かされた。
新しいパッケージ構想によって形になったLSコンセプトは、前輪(2輪)が大きく、後輪(4輪)が小さいことが特徴。このような形になったのは、乗り降りする動作まで美しく見せるための工夫だという。

デザインに関しては、“レクサス顔”として広く知られるようになったスピンドルグリルを昇華させ、ボディ全体でスピンドルを表現する方向性になっているとのこと。
レクサスの新型ラグジュアリー・スペース・ミニバン「LS」は、ジャパン・モビリティ・ショー2025で公開される。
レクサスのフラッグシップモデル「LS」とは?
LSは、1989年に米国で発売されたレクサスブランドのフラッグシップモデル(日本名:セルシオ)だ。ラグジュアリーセダンとしての静粛性と快適性が高く評価され、現在のレクサスの礎を築いた。

その後、モデルチェンジをしながら、30年以上に渡り90以上の国や地域で販売されている。

2017年にフルモデルチェンジした5代目では、斬新なクーペシルエットやエモーショナルな走りを実現するなど、LSの歴史の中でも大きな転換点となった。

文=齊藤優太(ENGINE編集部)
(ENGINE Webオリジナル)