1月10日に開幕した令和初のオートサロンが3日間の日程を終え、無事に閉幕した。昨年10月に行われた令和初の東京モーターショーは、日本最大のメーカーが展示ブースに市販車を1台も置かなかったり、オリンピック準備の余波でメインの会場が離れた場所に二分され、シャトル・バスの待ち時間問題が発生するなど、いろいろと物議をかもしたが、オートサロンはいい意味で例年どおり。いつもと変わらぬ大きな盛り上がりを見せた。
出展社は見せたいものを展示し、お客様は見たいものに群がる。そこには東京モーターショーのような迷いは微塵もない。3日間の来場者は33万6060人で過去最高をさらに更新。この安定感はまさに横綱相撲といった感じだ。
2019年は数えきれないほどのスズキ・ジムニーが出展され、ジムニー祭りの様相を呈していたが、メーカー系以外での目玉はスープラだ。昨年のジムニーほどの台数ではなかったものの、ド派手なエアロをまとったドレスアップものからシャシーやエンジンに手が入ったものまで、チューニング系ショップを中心にたくさんのスープラが展示されていた。
スープラの周りで目に留まったのは数多くの外国人。写真を撮る人はもちろんのこと、説明員を質問攻めにしている姿もちらほら。国籍も欧米っぽい人から、東南アジア系や中国人まで幅広い。すっかりドメスティック・ショーになった東京モーターショーとはこの点でも大違いだ。
また今回、コルベットを日本初公開したGMをはじめ、マクラーレンやボルボなど、初出展の自動車メーカーがかなり増えた。東京モーターショーが変わりつつある今、オートサロンへと鞍替えする自動車メーカーが増えるに違いない。
もちろん、今も昔もオートサロンの主役はチューニング・カーやドレスアップ・カーだ。それはこの先も変わることはないだろう。しかし、今後メーカー系が増殖していくことで、オートサロンもまた 新たな展開を見せるかも知れない。
モーターショーが変革期を迎えている 今、オートサロンも新しい一歩を踏み出すことになるかもしれない。
また今回、コルベットを日本初公開したGMをはじめ、マクラーレンやボルボなど、初出展の自動車メーカーがかなり増えた。東京モーターショーが変わりつつある今、オートサロンへと鞍替えする自動車メーカーが増えるに違いない。
もちろん、今も昔もオートサロンの主役はチューニング・カーやドレスアップ・カーだ。それはこの先も変わることはないだろう。しかし、今後メーカー系が増殖していくことで、オートサロンもまた新たな展開を見せるかも知れない。
モーターショーが変革期を迎えている 今、オートサロンも新しい一歩を踏み出すことになるかもしれない。
文=新井一樹(ENGINE編集部) 写真=宮門秀行、ENGINE編集部
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