年明け早々の1月4日、ランボルギーニはウラカンEVOの後輪駆動モデル、"RWD"を発表したが、それから1週間も経たない1月10日、東京都内でこの最新モデルをお披露目した。ウラカンの前任機種に当たるガヤルドのモデルライフ終盤に2輪駆動バージョンが設けられた後、ウラカンでは4WDと2WDの二本立てでシリーズが構成されるようになったが、その進化型となるウラカンEVOでも4WDモデルを投入した1年後に2WDモデルの投入となった。


ウラカンEVO RWDは文字どおり後輪のみを駆動するモデルで、ランボルギーニは、「ドライバーがドライビング・エクスペリエンスの中心にあって、ピュアなドライビングを楽しむため」のクルマだとしている。
クルマの概要はこんな感じである。自然吸気5.2ℓV10エンジンは、専用のチューンが施されて、610ps/8000rpmの最高出力と57.1kgm/6500rpmの最大トルクを発揮する。変速機は4WDモデルと同じく、デュアルクラッチ式の7段自動MT。4WDモデルに標準採用されている電子制御後輪ステア機構は設定されない。機械構成はシンプル・イズ・ベストのそれである。積極的にドライバーを主役に据えるというコンセプトではあっても、その支援装置は万全で、ドライブ・モードに合わせて制御特性を明確に変えたトラクション・コントロール・システムが備わる。先代ウラカンRWDでの経験を踏まえて大幅な改良を加えた自信作のようだ。

納車はこの春以降となる。ウラカンEVO RWDの予定価格は2653万9635円(消費税込)というから、3282万7601円のウラカンEVO(4WD)より、実に628万8000円ほども安い。
ピュアなドライビング・ハイが堪能できてこの価格なら、無類の運転好きにはうってつけの1台ではないだろうか。
文=齋藤浩之(ENGINE編集部)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2025.11.27
CARS
カングー乗りの人間国宝、林曉さん 漆工芸とカングーには、いったいど…
PR | 2025.11.26
CARS
人生初のテールスライドに大興奮!GRとエンジンがコラボした新・運転…
2025.11.22
CARS
26歳で最愛のクルマに出会い、そのまま維持し続けている 新車で手に…
2025.11.27
CARS
これが正真正銘、最後の“おかわり”だ! 現行アルピーヌA110の日…
2025.11.09
LIFESTYLE
この写真の芝生広場は何だと思いますか? これが住宅だと聞いてびっく…
2025.11.23
CARS
「プレリュードに乗っていなかったら、違う人生になっていた」 3代目…
advertisement
2025.11.22
26歳で最愛のクルマに出会い、そのまま維持し続けている 新車で手に入れた2代目マツダ・サバンナRX-7で今も毎日通勤
2025.11.21
もはや神!と藤島知子(自動車評論家)が絶賛!20台のランキング1位に選んだ今乗りたいクルマはこれ
2025.11.23
「プレリュードに乗っていなかったら、違う人生になっていた」 3代目ホンダ・プレリュードを新車で購入し、30余年後の今も愛用し続ける
2025.11.19
【もうすぐ納車】買っちゃいました!エンジン編集長の永野正雄が1位に選んだのは自ら購入したこのクルマだ
2025.11.17
これ1台あれば他に何もいらない!竹花寿実(自動車評論家)が1位に選んだ素晴らしいハンドリングのサルーンとは