ENGINE4月号は『ENGINE輸入車大試乗会2020』。人気のジャーナリストが、2020年話題の輸入車をどう見て、触って、乗って、感じたのかをスペシャル動画でお伝えします。
LEVC TXは2018年に登場した現代のロンドン・タクシー。車体を共有する商用バンのLCVも2019年にはデビューしている。TXは2018年以来すでに3800台以上を英国で生産。アルミ接着構造のシャシーの床下にリチウムイオン・バッテリーを、フロントに発電用の1.5l 3気筒エンジンを、後軸上に駆動モーターを配置する。走行可能距離は600km。0-100km/h加速は13.2秒で、最高速は128km/h。全長×全幅×全高=4855×1874×1880mm。ホイールベース=2985mm。車両重量=2330kg。車両価格=1120万円
最新のロンドン・タクシーは英LEVC社製のTXという。実はこれ、レンジエクステンダーEVだ。4855×2036×1874mmのスリー・サイズと2985mmのホイールベースの巨漢は日本のジャンボ・タクシー級。座席は3列目がメインで、その対面の2列目が折りたたみ式シート。6名分の座席と高さのある広い室内空間が嬉しい。観音開きドアの下からスロープを引き出すと車椅子の乗降が数分でできる。
大きな荷物は助手席スペースに置くのが向こうの流儀。運転席にはボルボのパーツが点在するが、それは親会社が同じジーリーだから。加速中はモーターやエンジンなど動力源の音が一切聞こえてこない無音走行。ロード・ノイズ以外は侵入しない。ロング・ホイールベースが生む滑らかな乗り味と周囲を見下ろす高い着座姿勢は、完璧にリムジンの優越感だ。この巨漢が回転半径4mでクルリと転回することにも驚き。0-100km/h加速は13.2秒、最高速は128km/hだが、数値以上の速さがあるのは、低重心の安定性や無音の空間が生むEVの世界感からだ。
(ENGINE2020年4月号)
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