2020.06.05

WATCHES

ENGINE編集部が推す、2020年新作時計|A.ランゲ&ゾーネ

A.LANGE & SÖHNE/新しい素材とカラーで際立つスポーティな個性

昨年まったく新しい「オデュッセウス」の発表で新境地を開拓したドイツのA.ランゲ&ゾーネ。スポーティ・エレガンスのスタイルを一歩進めたのは、ホワイトゴールドにラバーストラップもしくはレザーストラップを組み合わせた新作。同じモデルながら、ステンレススティールで発表された初作とはまた違ったラグジュアリー感が印象的だ。ディープブルーの美しいダイアルを用いた「ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター」の新作も見逃せない。いずれも厳格なイメージが強いA.ランゲ&ゾーネに軽快なタッチを演出している。



オデュッセウス

ステンレススティールのブレスレットウォッチとして発表された「オデュッセウス」の新作は、ホワイトゴールドを採用。ラバーストラップの組み合わせもA.ランゲ&ゾーネでは初。自動巻き。ケース直径40.5㎜、12気圧防水。レザーストラップ仕様も同価格。税別予価437万円。7月以降発売予定。



ツァイトヴェルク・ミニッツリピーター

2015年に発表され、これまでプラチナのみで作られてきたモデルが新たにホワイトゴールドのケースとブルーダイアルを採用。特異な表示スタイルと機構をもった最高峰のミニッツリピーターが新鮮な表情を見せる。手巻き。ケース直径44.2㎜。世界限定30本。参考予価44万9000ユーロ。6月以降発売予定。ブティック限定取扱い予定。


 


時計ジャーナリスト・菅原 茂はこう見た!

卓越した技術は間違いなく絶賛に値するが、時計自体に一種の堅苦しさを覚える人も少なくないのではないか。筆者もそうだ。最近はA.ランゲ&ゾーネ自身もそう感じていたのかもしれない。それを払拭したのが「オデュッセウス」。今回そして次回からの展開に期待したい。


ENGINE編集部・前田清輝はこう見た!

昨年秋に発表されてランゲ流のラグジュアリースポーツとして話題を集めた「オデュッセウス」。新作はホワイトゴールドケースを採用しているが、ラバーやレザーストラップを合わせることでブレスとはまた違った表情に。「これぞインフォーマルの極み」と言えよう。


文=菅原 茂(時計ジャーナリスト)/前田清輝(ENGINE編集部シニア・エディター)(ENGINE2020年7・8月合併号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



advertisement