クルマでもパソコンでもハイスペックであればあるほど、価格も比例して高くなるもの。腕時計においてもそれは例外ではない。機械式はもちろんクオーツにおいても同様だ。しかし、生産本数を多くしたり、生産工程の高効率化に取り組み、コストをプロダクトに反映することを抑えているメーカーも少なくない。しかも、そうした商品を手掛けるメーカーはえてして規模が大きく、ゆえに搭載される新しい技術も画期的なのだ。
近年においては、スウォッチ グループの3針モデルに搭載されるムーブメントが好例だろう。エントリーモデル的な腕時計でも、COSC認定クロノメーター並みの高精度を誇り、パワーリザーブは約80時間という驚異的なスペックを誇るのだ。また、クオーツにおいても、外装にチタンを採用したソーラー時計(太陽光などを受光して電気エネルギーに変換する)でかつGPSや電波受信による時刻調整機能を搭載し、さらにはスマートフォンとリンクまでするモデルでもアンダー20万円が少なくないのだ。
ここではそんな財布に嬉しい今年発表のハイコストパフォーマンスの注目作をクオーツ、機械式の両方からピックアップ! いずれもデザインはもちろんのこと、高い機能性を誇る秀作だけに、買っても使っても満足すること間違いなしだ。
スポーツウオッチ・ブームのなかでも、高い防水性を誇るダイバーズウォッチはその筆頭だと言えよう。カシオのG-SHOCKの中でも絶大な人気を誇る「フロッグマン」は、今年、そのスペックを大きく飛躍させリニューアルした。ダイアルが視認性の高いアナログ表示となったことも大きなポイントだが、スマートフォンとリンクすることで利便性が高まった。
シチズンの新作は、ダイバーズウオッチでありながらGPS衛星電波時計というのだから驚きだ。しかも、どちらもISO規格準拠の200m防水に加えて、海外でも正確な時刻を瞬時に知ることが可能なのも見逃せない。本格的なダイビングシーンはもちろん、海外出張や旅行においても心強い味方になってくれるはずだ。
機械式モデルからは、ミドーの「コマンダー ブルージェイド」。1970年代のオリジナルデザインを踏襲し、トレンドのヴィンテージ感をまといながらブラックPVDが施されることでコンテンポラリーでスタイリッシュな仕上がりに。ダイアルの深いブルーとの組み合わせは、幅広い着こなしにマッチしてくれるはずだ。これに加えて約80時間というロングパワーリザーブのムーブメントを搭載し、リュウズの巻き上げなども改良されているのだから、まさにデザイン・スペック・使い心地ともに文句なしと言えよう。
文=前田清輝(ENGINE編集部シニア・エディター)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2025.01.16
CARS
一歩足を踏み入れるとそこはパリ? 新しくなったルノー練馬・アルピー…
2025.01.04
CARS
希少な生息数の英国製旧車オープンカーを普段乗り! オーナーはトライ…
PR | 2024.12.27
WATCHES
落札総額12億3600万円! 世界中の時計ファンが注目したフィリッ…
2024.12.30
CARS
【海外試乗】蘇ったルノー5ターボ! EVだけど、これは乗ってみたい…
PR | 2024.12.24
CARS
「ベビーカーの頃からガタガタ道が好きでした」父から受け継いだ初代に…
2024.12.18
LIFESTYLE
Maserati GranCabrio × PRADA スタイリス…
advertisement
PR | 2025.01.17
ムーンスウォッチ最新作は「宇宙から見える地球の砂漠」と「水星」がテーマ サンドベージュとグレーでドレスアップの妙を愉しむ
2025.01.16
シビック・タイプRが待望の受注再開 100万円アップの新グレード、レーシングブラックパッケージも登場
2025.01.13
マニュアル+ターボのミラ・イースと一緒に2台持ちしたい! ハイゼット・ジャンボ・エクステンド2は理想のモータースポーツ・サポート軽トラだ!
2025.01.17
ランボルギーニ・ミウラの街道レーサー!? 世界のリバティウォークが今年はあの名車をカスタマイズ
2025.01.08
新車で買える一番安いBMWがこれ! 新型BMW1シリーズのエントリー・モデル、120にモータージャーナリストの森口将之が試乗 シャシーが素晴らしい!