2020.09.11

CARS

自動車の概念から思い切り外れたとんでもないシロモノ! 自動車ジャーナリストの嶋田智之さんが人生最大の衝撃として上げたクルマとは

これまで出会ったクルマの中で、もっとも印象に残っている1台は何か? クルマが私たちの人生にもたらしてくれたものについて考える企画「わが人生のクルマのクルマ」。自動車ジャーナリストの嶋田智之さんが選んだのは、「ケータハム・スーパーセブン」。嶋田さんはセブンの何に衝撃を受けたのか?

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“軽さ”こそ正義!

自動車専門誌の編集部員としてまだ駆け出しだった約30年前、先輩の勧めで乗った“セブン”は、これまでのクルマの概念を破るとんでもないクルマだった。

クルマが殺気を放つこともあるのだと痛感させられたフェラーリF40の初試乗は忘れられない。造形には神が宿ることを感じさせてくれたディーノ246の美しさも忘れられない。エンジンは“味”なのだと教えてくれたV12ヴァンテージには、今も恋い焦がれてる。長いことクルマ好きとして生きてきて、心にくっきりと刻まれたクルマは山ほどある。

けれど、最も衝撃を受けたクルマは何かと問われたら、それは間違いなくケータハム・スーパーセブンだ。クルマに対する価値観のようなものを、たかだか5分たらずでガラッと変えてくれたほどの存在なのだから。



あれは22歳だったか23歳だったか。いずれにしても30年と少々前のことだ。当時はまだこの業界に足を踏み入れたばかり。今よりもっと縦の関係が厳しい時代で、経験を積んで認められないと高額なクルマや高性能スポーツカーには触らせてももらえないような風潮も色濃かった。憧れていたポルシェ911を1日でも早く運転してみたくて、脆いといわれたクラッチを傷めず操作できるよう、トルクのない軽自動車をアイドリングでクラッチ・ミートしてからスタートさせる練習をしたりとか、マジメに努力をしていた頃だった。

そしてある日のこと。先輩が自分の愛車を指差して“乗ってみる?”と勧めてくれた。それがケータハム・スーパーセブンだった。

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